【08月05日 KOREA WAVE】
ROii=オートノマスA2Z(c)KOREA WAVE
ROii=オートノマスA2Z(c)KOREA WAVE

韓国の自動運転企業オートノマスA2Z(Autonomous A2Z)は4日、アラブ首長国連邦(UAE)の人工知能(AI)企業スペース42と、2791万ディルハム(約12億円)規模の「スマートモビリティ融合プロジェクト」の契約を締結したと発表した。自動運転車19台に加え、ソフトウエアや統合管制システム、サービス運営まで供給する。

韓国メガ・ニュース(MEGA News)のキム・ジェソン記者の取材によると、オートノマスA2Zは、スペース42がUAEで運営する自動運転サービス「TXAI」に車両と運営インフラを供給する。これまで中国製の自動運転車を使っていたサービスを、同社の技術を使った車両に全面的に切り替える。

供給するのは、独自開発した運転席のないレベル4自動運転ロボシャトル「ROii(ロイ)」8台のほか、起亜「PV5」ベースの自動運転車5台、カーニバルベース5台、MAN製バスベース1台の計19台。ロイは韓国国内で生産し、完成車として2026年下半期に現地へ供給する。残る車両はUAEで調達し、自動運転車に改造する。

車両だけでなく、自動運転ソフトウエアと統合管制システムも構築する。遠隔操作用コックピットや管制システムを整備し、スペース42のアプリと連動した配車サービスも提供する計画だ。

2026年下半期には、アブダビのサディヤット島とヤス島でロボシャトルの試験運行を始める。現地の道路環境や需要を検証した後、2027年からデマンド型交通(DRT)や観光シャトルなどにサービスを拡大する予定だ。

同社は韓国13市・道の自動運転実証事業に参加し、現在91台の自動運転車について臨時運行許可を保有している。累積走行距離は約102万キロに上る。こうした韓国国内での実証経験が今回の契約でも競争力になったという。

オートノマスA2Zは今回の事業を足掛かりに、AIを活用したエンド・ツー・エンド(E2E)の自動運転技術を高度化し、欧州の国連認証取得などを通じて海外市場への進出を拡大する方針だ。

ハン・ジヒョン代表は「今回の契約は、中東市場で韓国製自動運転技術の競争力を立証した事例だ」とし、「さまざまな環境で実証を拡大し、韓国がフィジカルAIの先導国に飛躍することに貢献したい」と述べた。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News