現代自動車蔚山工場の「アイオニック5」生産ライン=現代自動車(c)KOREA WAVE
現代自動車蔚山工場の「アイオニック5」生産ライン=現代自動車(c)KOREA WAVE

【08月05日 KOREA WAVE】韓国で中国製自動車の販売が急増している。韓国自動車モビリティ産業協会(KAMA)が4日明らかにしたところによると、2026年上半期の中国製車の新規登録台数は7万9444台で、輸入車全体に占める割合は41.2%となり、製造国別で初めてドイツを抜いて首位となった。一方、政府が新設する国内生産向け税額控除では、完成車の電気自動車(EV)が対象から外れた。

メガ・ニュース(MEGA News)のキム・ジェソン記者の取材によると、韓国の2026年上半期のEV新規登録台数は19万8509台で、前年同期比113.6%増えた。このうち中国製EVの販売は178.7%増加し、市場シェアは前年同期の26.8%から35%に拡大した。

中国・上海工場で生産するテスラ「モデルY」「モデル3」の供給拡大に加え、BYD「シーライオン7」「ドルフィン」、ポールスター「ポールスター4」などの販売増加が背景にある。

KAMAは、政府によるEV補助金の早期執行や原油高、低価格帯のEVラインアップ拡充などが重なり、市場が大きく成長したと分析している。

財政経済省が発表した2026年の税制改正案には、ハイブリッド車に対する個別消費税の減免終了など、一部の環境対応車向け税制支援を見直す内容が盛り込まれた。

一方、生産面では二次電池やAIロボット部品などを対象とする国内生産税額控除を新設するほか、業務用の電気・水素自動車の減価償却限度額を拡大するなど、製造競争力の強化に重点を置いた。

業界では、政府が半導体や二次電池など主要部品への生産支援を拡大する一方、完成車を支援対象から外す中、価格競争力を武器に中国製EVが韓国市場で急速にシェアを伸ばしていることに注目している。

こうした状況を受け、韓国の完成車メーカーの価格競争力やEV支援策について、見直しを求める声も出ている。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News