韓国流通業界で「ロボット同僚」拡大…配送から荷物運搬、梱包まで
このニュースをシェア
【08月04日 KOREA WAVE】韓国の流通業界で「ロボット同僚」が増えている。重い荷物の運搬を助ける装着型ロボットや宅配ロボット、商品の梱包を自動化するロボットなど、活用分野も広がっている。
業界によると、ロッテハイマートは7月29日、装着型ロボット専門企業FRTロボティクスと、AIを基盤とする装着型ロボットの実証と開発に向けた業務協約を締結した。
ロッテハイマートは8月から2027年4月まで、大邱物流センターや配送、設置の現場に外骨格型の装着型ロボットを投入する。
作業員がロボットを装着して冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を運ぶと、腰や脚にかかる負担を分散し、筋力を補助する仕組みだ。実証期間中に効果を確認した後、ほかの物流センターへの導入拡大を検討する。
フードデリバリーサービス「配達の民族」を運営する「優雅な兄弟たち」は、ソウル・江南区論峴洞一帯で、Bマートの商品を届ける屋外自動運転ロボットを運用している。
宅配ロボットは、都市型物流拠点を中心とする半径1.5キロ以内の約3300棟に商品を配送する。最大20キロを積載でき、料理だけでなく食料品なども運べる。
同社はサービス向上に向け、新型ロボットの投入も準備している。韓国ロボット産業振興院によると、既存の宅配ロボット「ディリーX3」の改良型「ディリーX3-R 1.4」について、屋外移動ロボットの運行安全認証を追加取得した。事業運営を担当する人材の採用も進めている。
ロッテショッピング傘下のロッテマートは、英国の小売技術企業オカドと共同で整備した釜山の顧客向け物流センター「ゼータ・スマートセンター釜山」を8月に稼働する予定だ。
同センターの中核設備は、商品を保管する格子状のレール「ハイブ」と、その上を移動する商品の取り出し・梱包ロボット「ボット」だ。
ハイブには3万5000点を超える商品を保管できる。1000台以上のボットが最大秒速4メートルでレール上を移動し、顧客が注文した商品が入った収納箱を作業地点まで運ぶ。
ロッテマートは釜山センターで、オンライン食料品注文の処理能力や早朝配送の体制を検証する。ロッテショッピングは2030年までに、全国で6カ所の顧客向け物流センターを整備する計画を発表している。
このほか、セブン-イレブンはコンビニ店舗でロボット店主を活用する方法を模索している。現代百貨店は清州店に清掃ロボットを導入し、店舗環境の管理に使っている。
オンライン食品通販を展開するカーリーも、LG CNSと協力し、物流センターへの人型ロボット導入に向けた実証を進めている。
業界関係者は「流通業は物流や配送、店舗管理など反復作業が多く、ロボットを導入できる分野が広い」と説明した。
その上で「実証にとどまらず、実際のコスト削減や生産性向上の効果を証明できるかが、本格的な普及の鍵になる」と述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News