【8月9日 東方新報】飲料やアパレル、フィギュアなど、さまざまなブランドによるコラボ商品が次々と登場している。中国青年報(China Youth Daily)が大学生を中心とした1632人を対象に実施した調査では、12.5%が毎月コラボ商品を購入し、53.5%が「気に入った商品があれば購入する」と回答した。

最も人気が高いのは、ミルクティーや軽食などの飲食関連商品(71.5%)で、フィギュアやブラインドボックスなどのホビー商品(56.5%)、衣類やバッグなどのファッション商品(40.1%)が続いた。

調査では、コラボ商品を購入する理由として、「好きなIP・ブランドだから」が69.1%で最も多かった。続いて「デザインが魅力的」(44.2%)、「コラボ企画そのものが面白い」(35.4%)、「実用性がある」(31.5%)などが挙げられた。

江西農業大学(Jiangxi Agricultural University)の学生・胡永強(Hu Yongqiang)さんは、人気アニメ『クレヨンしんちゃん(Crayon Shin-chan)』とドリンクブランドのコラボ商品を発売開始と同時に購入し、限定グッズを手に入れた。「本当に欲しいのは飲み物ではなく、付属のキーホルダーやバッジです」と話す。

山東大学(Shandong University)の蔡孫元(Cai Sunyuan)さんもゲームとのコラボ商品を数多く購入してきた。パソコン周辺機器やボードゲームなど、普段使う商品に好きなゲームのIPが付いているだけで魅力を感じるという。一方で、「価格が高くても品質が伴わなければ意味がない」と話し、IPの魅力だけでなく商品の実用性も重視している。

専門家は、現在のコラボ商品は単なる機能面での協力ではなく、「文化」や「感情」を付加価値として提供することが特徴だと指摘する。大学生はSNSで積極的に情報を発信するため、人気商品は口コミを通じて急速に拡散し、ブランドの認知度向上にもつながるという。

一方で、コラボ商品の課題も浮き彫りになった。調査では63.6%が「価格が高すぎる」と回答したほか、「コラボが多すぎて新鮮味がない」(42.7%)、「宣伝ばかりで実態が伴わない」(40.5%)、「品質が期待に届かない」(38.2%)との声も多かった。

専門家は、大学生の消費行動は「本当に必要だから買う」のではなく、「好きなIPを通じて自分を表現したい」という心理が大きく影響していると分析する。その一方で、「限定」「数量限定」といった販売手法に流されず、自分にとって本当に必要な商品かどうかを見極める消費リテラシーを身につけることが重要だと指摘している。(c)東方新報/AFPBB News