在韓米軍烏山空軍基地に着陸するU2S高高度偵察機。記事の内容とは関係ありません=2023年11月22日(c)news1
在韓米軍烏山空軍基地に着陸するU2S高高度偵察機。記事の内容とは関係ありません=2023年11月22日(c)news1

【08月04日 KOREA WAVE】韓国北部の軍事境界線付近で7月30日、韓国軍が訓練中の米軍無人機を北朝鮮の無人機と誤認し、撃墜しかけた問題は、韓米の担当者間の連絡ミスや正式な手続きの不履行が重なって起きたことが分かった。

韓国軍合同参謀本部は3日、即応態勢の監察結果について「担当者間の意思疎通に誤りがあり、空域統制の手続きが適切に進まなかった」と説明した。

米軍側は無人機による初の高高度飛行訓練を予定していたが、韓国側に詳しい内容を説明しなかった。一方、韓国陸軍第1軍団の担当者は通常の低高度訓練だと認識し、上官への報告や関係部隊への連絡をしなかった。

米第8軍の連絡担当者は訓練前日の7月29日、第1軍団の担当者に携帯電話のメッセージで無人機任務の追加を通知した。飛行高度は添付画像に記されていたが、口頭での説明はなかったという。

韓国側の担当者は「制限事項はない」と返信したものの、画像を十分に確認しなかったか、高高度飛行と認識しないまま上部への報告を省略した。

無人機を一定の高度以上で飛行させる場合、韓国空軍作戦司令部の承認を受ける必要がある。しかし米軍側は正式な行政手続きを踏まず、管轄部隊の担当者へのメッセージだけで調整を済ませていた。

このため無人機は韓国軍の正式な飛行承認を得ないまま軍事境界線付近を飛行。事情を知らない第1軍団は未確認飛行物体と判断し、北朝鮮の無人機侵入に準じた対応態勢を取った。

合同参謀本部は、韓米間の空域統制や飛行承認、担当者間の連絡と報告体制を見直す方針を示した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News