【8月4日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領が主導するパレスチナ自治区ガザ地区の暫定統治機関「平和評議会」は3日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の反発を受け、ガザからのイスラエル軍の撤収はイスラム組織ハマスの武装解除が完了して初めて開始されるとネタニヤフ氏に伝えた。

平和評議会がイスラエルが段階的に撤収することを求める文書を公表したのを受け、ネタニヤフ氏率いる安全保障内閣のメンバー2人が、トランプ氏が推進する合意を破棄するための閣議決定を求めていた。

トランプ氏が1日に新設されたパレスチナ統治委員会へ武器を渡すというハマスの合意を「大きな節目」と称賛したことを受け、イスラエル首相府は米国に対して懸念を伝えたと発表した。

平和評議会のニコライ・ムラデノフ上級代表は3日、ネタニヤフ氏と会談し、困難な作業であることを認めたが、同評議会はイスラエル側と「共有する目標に関する共通の理解」に達したと説明した。

同評議会はX(旧ツイッター)で、ハマスが依然として支配権を維持している地域を画定する「イエローライン」の向こう側からのイスラエル軍の撤収は、「ハマスが仲介国に約束した通り、武装解除が完了した後にのみ行われる」と述べた。

この計画に基づいてイスラエルが撤収したとしても、トランプ氏の主導による昨年10月の停戦合意に基づき、ガザの大部分に対する支配権は維持されることになる。(c)AFP