猛暑特別警報が発令された釜山市水営区の広安里海水浴場で、ミストを浴びて暑さをしのぐ市民ら=2026年7月30日(c)NEWSIS
猛暑特別警報が発令された釜山市水営区の広安里海水浴場で、ミストを浴びて暑さをしのぐ市民ら=2026年7月30日(c)NEWSIS

【08月04日 KOREA WAVE】韓国で40度前後の猛暑が続くなか、熱中症患者が全国で増えている。2026年に救急搬送後、熱中症による死亡が確認された13人のうち、10人が80代以上で、全体の76.9%を占めた。

韓国疾病管理庁の救急室監視体系によると、5月15日から7月30日までに報告された熱中症患者は、死亡者13人を含む1701人だった。患者数は2025年同期の2893人の58.8%にとどまるが、死亡者数は2025年同期の18人に対して72.2%の水準で、大きな差はない。2026年の死亡者13人のうち11人は7月に発生した。

熱中症患者1701人のうち65歳以上は537人で31.6%を占め、60歳以上では693人、40.7%に達した。死亡者は80代5人、90代4人、100歳以上1人で、20代、50代、60代も各1人だった。女性が7人、男性が6人だった。

死亡した場所は屋外が8人で、このうち畑が4人と最も多かった。道路や屋外作業場、住宅周辺でも発生した。屋内は5人で、自宅が3人、建物内とビニールハウスが各1人だった。

高齢者は発汗機能が低下して体温を下げにくく、脱水状態でも喉の渇きを感じにくい。暑さそのものへの感覚も鈍くなり、高血圧や糖尿病などの基礎疾患を抱える可能性も高いため、熱中症により弱い。

2026年の死亡者13人は全員、熱射病と報告された。2025年も死亡者29人のうち27人、93.1%が熱射病と推定された。救急室監視体系が始まった2011年から2025年までの推定死亡者267人のうち、256人、95.8%が熱射病だった。

熱射病は体温が40度以上に上昇し、中枢神経系の異常を伴う緊急疾患だ。暑い環境に長時間いたにもかかわらず汗が出ず、吐き気や嘔吐、意識の変化が見られる場合は、直ちに治療を受ける必要がある。

疾病管理庁は、猛暑時には外出や屋外作業を控え、日傘や帽子で直射日光を避けるよう呼びかけている。喉が渇いていなくても定期的に水を飲み、室内を涼しく保って換気し、気温や猛暑警報を随時確認することも重要だとしている。

特に高齢者や一人暮らしの人は、冷房設備や暑さ避難施設を積極的に利用し、家族や近隣住民がこまめに安否を確認する必要がある。基礎疾患がある人は、暑さの中での水分補給や服薬について、事前に医療関係者へ相談することが勧められている。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News