(c)news1
(c)news1

【08月04日 KOREA WAVE】韓国の大部分に猛暑特報が出される中、暑さをしのぐために楽しまれてきた恐怖コンテンツの消費にも変化が表れている。テレビの夏恒例だった怪談特集に代わり、生成AIで制作した短いホラー動画が人気を集めている。

YouTubeやSNSでは最近、AIを使ったホラーの短編動画が広く視聴されている。厳しい暑さを避けて外出せず、室内で過ごす人が増えたことも、関心の高まりにつながっている。

インスタグラムでホラー動画をよく見るという20代の大学生は「もともと怪談が好きで、おすすめに表示されたのをきっかけに見るようになった。個人的にはホラー映画よりAIホラーの雰囲気が好みだ」と話した。

夏に旅行や外出の予定を入れていない会社員も「休暇を3日ほど取ったが、家でエアコンをつけてスマートフォンを見るのが一番だ。偶然表示されたAIホラー動画が面白く、さらに探して見た」と語った。

韓国内外のAIホラー動画制作アカウントには、数十万人のフォロワーを抱える例もある。韓国では、間接的に不気味な雰囲気を表現したインスタグラム動画が最近、430万回再生を記録した。制作したアカウントのほかの動画も、それぞれ数百万回再生されている。

AIホラーには「不気味だからこそ良い」との反応が多い。生成AIの技術的な限界により、映像が時折不自然に見える点が、ホラー作品ではかえって長所になるという。

30歳の視聴者は「映画やドラマのような長編ホラーよりも、AIで作られた映像は独特で、文章で読んでいた怪談が映像化されるため視覚的にも面白い」と説明した。

特に、恐怖の対象や結末が明確ではなく、奇妙な規則を示すタイプの怪談について「AIの発達によって、未知への恐怖を映像で見たいという需要を満たしてくれた」と話した。

別の視聴者も「AIが想像していたものを具体化してくれる。妙な現実感があり、引き込まれる」と評価した。動画のコメント欄でも「AIがここまで発展したこと自体が怖い」「一般的なホラー映画とは構図が違い、より恐ろしく感じる」などの反応が寄せられている。

ソガン大学新聞放送学科のユ・ヒョンジェ教授は、AIホラーについて、現実に起きることではないと理解した上で楽しめるため、生成AIを活用した短時間コンテンツに適したジャンルだと分析した。

短い時間で物語を感じさせる必要があるショート動画の特徴と、AIで簡単に作り出せる映像のゆがみが組み合わさり、人気につながっているという。

一方、SNSやYouTubeで流通するAI動画は、映画などに適用される年齢区分の審査対象にはなっていない。恐怖表現を含む映像が特別な審査や規制を受けずに拡散するため、視聴には注意が必要だとの指摘も出ている。

ユ・ヒョンジェ教授は、ジャンルを中心とする現在の規制には空白があるとして、視聴者や配信アルゴリズムを基準とした規制方式へ変える必要があると指摘した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News