【8月4日 AFP】トルコ西部ブルサ市でスーダン国籍の妊娠8か月の女性(35)が自宅のバルコニーから転落して死亡し、警察は夫の身柄を拘束した。半国営アナトリア通信が3日、報じた。

女性は2日深夜に死亡が確認された。

女性はアパートの4階の部屋で夫と3歳の娘と共に暮らしていた。

警察は事件として捜査を開始し、女性の転落時に自宅にいた夫(37)の身柄を拘束した。

夫は警察に対し、妻が寝室の窓から飛び降りたと供述している。

供述によると、2人はスーダンで出会い、結婚して5年になるという。

また、夫は自身の有機溶剤(シンナー等)乱用癖をめぐって頻繁に妻と衝突しており、2日の夜にもけんかになったという。

アナトリア通信によると、近隣住民2人も夫婦げんかの音が聞こえたと証言している。

トルコ政府は女性であることを理由とする殺害「フェミサイド」に関する統計を公表しておらず、報道に基づき殺人や不審死のデータを収集している女性の権利擁護団体がその役割を担っている。

「We Will Stop Femicides」のデータによると、トルコでは今年1~7月、215人の女性が殺害されるか、不審な状況で死亡しているのが発見された。

昨年は294人の女性が男性に殺害され、さらに297人がバルコニーから転落するなど不審な状況で死亡した。これらの不審死は、当局によって「自殺」や「未解決の死亡事件」として処理されるケースが多い。

トルコが2021年に女性に対する暴力の防止と撲滅を目的とした「イスタンブール条約」から脱退して以来、バルコニーや窓からの転落による女性の死亡事例が増加していると人権団体は指摘している。(c)AFP