ポーランド・トルンの射撃場で砲弾を発射する韓国製K9自走砲=2023年2月24日(c)news1
ポーランド・トルンの射撃場で砲弾を発射する韓国製K9自走砲=2023年2月24日(c)news1

【08月04日 KOREA WAVE】韓国の防衛大手ハンファエアロスペースは、2026年4~6月期の連結営業利益が前年同期比58.5%増の1兆3655億ウォン(約1366億円)だったと発表した。四半期の営業利益が1兆ウォンを超えるのは初めて。

売上高は47.2%増の9兆2929億ウォン(約9293億円)で、四半期として過去最高を更新した。純利益は277.5%増の1兆805億ウォン(約1081億円)だった。

営業利益は市場予想の9962億ウォン(約996億円)を37.1%上回った。過去に受注したポーランド、エジプト、中東向けのK9自走砲や多連装ロケットシステム「天舞」の納入が本格化し、利益を押し上げた。

地上防衛部門の営業利益は2%増の5330億ウォン(約533億円)。韓国内では車輪型対空砲「天虎」や対戦車ミサイル「天剣」の量産が増え、海外では予定していた納入分が業績に反映された。受注残高は約38兆3000億ウォン(約3兆8300億円)に上る。

航空宇宙部門は370億ウォン(約37億円)の営業黒字に転換した。

子会社のハンファオーシャンは、液化天然ガス運搬船など採算性の高い商船の比重が増え、営業利益が98%増の7361億ウォン(約736億円)となった。ハンファシステムも多機能レーダーの供給拡大により、過去最高となる1037億ウォン(約104億円)の営業利益を計上した。

ハンファエアロスペースは下半期も海外市場で追加受注を目指す。ポーランド向けK9自走砲の第3次契約を年内に進めるほか、総額10兆ウォン(約1兆円)規模とされる米国の車輪型自走砲事業にも期待を寄せている。

サウジアラビアなど中東での大型地上兵器需要も見込むが、同社は地政学的緊張の高まりが短期的には受注の障害になり得るとの見方を示した。

一方、持ち株比率を14.64%まで高めた韓国航空宇宙産業については、買収協議や追加取得を決定した事実はないと説明した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News