北朝鮮が中国・ロシアと「戦争外交」…朝鮮戦争とウクライナ侵攻を結束に活用
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【08月03日 KOREA WAVE】北朝鮮が「戦勝記念日」と位置付ける朝鮮戦争休戦協定締結73年に合わせ、中国軍の参戦と犠牲を大きく取り上げた。6月の中朝首脳会談や高官の相互訪問に続き、両国関係の歴史と結束を改めて強調した形だ。
一方、北朝鮮はウクライナ侵攻を通じてロシアとの軍事協力を深めている。朝鮮戦争で結ばれた中国との「血盟」と、現在進行中の戦争を通じたロシアとの協力を組み合わせ、中ロとの反米連携を前面に押し出す「戦争外交」との分析が出ている。
朝鮮労働党機関紙「労働新聞」によると、27日の記念公演では、中国人民志願軍の参戦を扱った映像や中国の歌が披露され、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記も観覧した。韓国統一省によると、最近3~4年の記念公演で中国の歌が登場した例は確認されておらず、例年より特別な構成だったという。
労働新聞は、中国の朝鮮戦争参戦を意味する「抗米援朝」にも言及し、中国人民志願軍が北朝鮮を「血で助けた」と評価した。
キム総書記は26日、中国人民志願軍烈士陵園を訪れ、朝鮮戦争で死亡した毛沢東の長男、毛岸英の墓に献花した。節目の年ではないにもかかわらずキム総書記が自ら参拝したことは、6月の中朝首脳会談以降の関係強化の延長線上にあるとみられている。
習近平中国国家主席は6月8~9日、7年ぶりに北朝鮮を国賓訪問し、キム総書記と首脳会談を開いた。両首脳は中国人民志願軍戦死者を追悼する中朝友誼塔も訪問した。その後も、北朝鮮と中国の高官による相互訪問が続いた。
北朝鮮はロシアとは、ウクライナ侵攻をめぐる実質的な軍事協力で結束を強めている。チェ・ソニ(崔善姫)外相は19日にモスクワでプーチン大統領と会談し、翌日にはラブロフ外相と戦略対話を開いた。双方は2024年に締結した包括的戦略パートナーシップ条約の履行状況を点検し、関係を全面的に拡大することで一致した。
北朝鮮は同条約の相互軍事支援条項を根拠に、2024年末以降、ロシアのクルスク州などへ最大2万人規模を派遣したと推定されている。ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアが北朝鮮兵3万人の追加投入を準備していると主張したが、追加派兵の有無や規模は確認されていない。
専門家は、北朝鮮が中国とは朝鮮戦争、ロシアとはウクライナ侵攻を結束の材料として活用し、中ロとの関係を米国に対抗する連携構図にまとめようとしていると分析している。
ヤン・ムジン北韓大学院大学碩座教授は、北朝鮮が韓米日協力への対抗を中朝ロ接近の名分にし、自らが反米連携の先頭に立つ存在だと強調しようとしていると指摘した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News