韓国・薬の乱用で救急搬送された10代が約3000人、女子は男子の4倍超…入り口は「痩せる薬」「勉強ができる薬」
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【08月02日 KOREA WAVE】医薬品の誤用や乱用によって救急外来を受診した韓国の10代が約3000人に上り、特に女子は男子の4倍を超えた。若者の間で「蝶の薬」と呼ばれるダイエット薬など、麻薬類医薬品が薬物依存の入り口になっているとみられている。
野党「国民の力」のキム・デシク議員室が健康保険審査評価院から提出を受けた資料によると、2025年に医薬品の誤用や乱用で救急外来を受診した10~19歳は2994人で、2024年の2459人から約21.8%増えた。
女子の割合が特に高く、15~19歳では女子が1342人と、男子324人の4倍を超えた。10~14歳では女子418人に対し男子79人で、男女差は5倍以上に広がった。
専門家は、こうした差の背景の一つにダイエット薬の乱用があると指摘する。外見への圧力や減量への関心が、向精神薬への興味につながっているという。
代表例が「蝶の薬」と呼ばれる食欲抑制薬ディエタミンだ。フェンテルミンを含む向精神薬で、医師の処方を受けずに購入、服用することは違法だが、10代の間でダイエット薬として広まった。
集中力を高めるとのうわさが広がったADHD(注意欠如・多動症)治療薬も、若者が求める代表的な向精神薬となっている。メチルフェニデートを含む治療薬は医師の処方が必要だが、試験期間を前に「勉強ができる薬」として知られ、オンラインで違法に売買されている。
SNSやテレグラム、中古品取引サイトでの違法取引が広がり、若者が犯罪に巻き込まれる事例も出ている。
京畿道安養万安警察は22日、ディエタミンなどの医療用麻薬類を違法に販売した2人と、購入を試みた20人の計22人を麻薬類管理法違反の疑いで書類送検した。購入希望者には、減量目的で薬を買おうとした17歳の高校生など、10代の女性2人も含まれていた。
食品医薬品安全処長の認定を受けた麻薬予防講師のヤン・ウンヨン氏は「最近はテレグラムでダイエット薬が堂々と違法販売されているのを簡単に見つけられる。価格もそれほど高くなく、若者でも十分に購入できる水準だ」と説明した。
問題は、若者がダイエット薬やADHD治療薬を麻薬類医薬品と認識していないことだ。ヤン・ウンヨン氏は「若者は麻薬類医薬品をダイエット補助食品程度に考えているようだ。軽く考え、依存の危険性を認識していない」と指摘した。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News