【08月02日 KOREA WAVE】
政府24の画面(c)MONEYTODAY
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「子どもの姓と本貫(祖先の出身地を示す一族のルーツ)を母親の姓と本貫にすることで合意しましたか」

韓国で婚姻届に記載されたこの質問を巡り、新婚夫婦から戸惑いの声が上がっている。子どもの予定がなくても、婚姻届を出す時点で将来生まれる子どもの姓を決めなければならないためだ。

20代のある夫婦は質問を見て困惑し、十分に話し合わないまま「いいえ」にチェックした。後になって妻は、自分の姓を子どもに継がせる選択肢があったことを思い出し、夫とさらに相談すればよかったと後悔したという。

30代のある夫婦は、妻が珍しい自分の姓を継がせたいと希望した一方、夫は父親の姓を継ぐ文化が一般的で、家族の説得や子どもへの社会的な視線が心配だとして反対し、口論になった。

韓国民法は、子どもは原則として父親の姓と本貫を継ぐと定めている。ただし、夫婦が婚姻届の提出時に合意すれば、母親の姓と本貫を継ぐことができる。

母親の姓を選ぶ場合は婚姻届とは別に合意書を提出し、夫婦の身分を証明する必要がある。一方、婚姻届で父親の姓を選んだ後に変更するには、離婚後に再び婚姻届を出すか、家庭裁判所に子どもの姓と本貫の変更を申し立て、子どもの福祉に必要だと証明しなければならない。

韓国女性政策研究院のソン・ヒョジン主任研究委員は、父親の姓を原則とし、母親の姓を選ぶ場合だけ別の手続きを求める制度は不平等だと指摘した。

また、子どもが生まれる前の婚姻届提出時に姓を決めるのは現実に合わないとして、「出生届の時点で決めるのが妥当だ」と提案した。夫婦が十分に考えて選択できる余地が広がるとの見方だ。

実際に母親の姓を選ぶ例はまだ珍しい。元SBSアナウンサーのキム・スミンさんは2022年、結婚を発表した際、将来の子どもに自分の姓を継がせることで夫と合意したと明らかにした。

韓国政府は2021年、子どもの姓を「父母の合意」で決める方向へ民法を改正するとしたが、政権交代後に議論が中断した。

しかし、性平等家族省は第5次健康家庭基本計画に「父親の姓優先」原則の改善を再び盛り込み、廃止の是非や母親の姓を選べる時期の拡大を検討している。

同省関係者は「まだ方向性は決まっていないが、5カ年計画に盛り込まれている」とし、年度別の実施計画を策定する際に具体策を示すと説明した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News