ウクライナ首都でフェドロフ前国防相の復帰求めるデモ、数千人が参加
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【8月1日 AFP】ウクライナの首都キーウで7月31日、2週間前に更迭されたミハイロ・フェドロフ前国防相(35)の復帰を求めるデモが行われ、数千人が参加した。
フェドロフ氏は今年1月、ウクライナ軍の近代化とデジタル化の権限を与えられて就任した。だが、自身の改革に反発したとされる軍最高幹部らとの数か月間に及ぶ舞台裏での対立を経て更迭された。
同氏の更迭に抗議するデモが相次いだことを受け、ゼレンスキー氏は、ェドロフ氏と対立していたオレクサンドル・シルスキー軍総司令官を解任し、フェドロフ氏の盟友で同じく改革派のミハイロ・ドラパティ氏を後任に据えた。
AFP記者によると、7月31日夜に数千人がキーウ中心部を行進し、「フェドロフ氏を連れ戻せ!」とシュプレヒコールを上げた。
ゼレンスキー氏を痛烈に皮肉る「あのおばあさんは耳が聞こえないのか?」と書かれたプラカードを掲げていたイリーナ・トカチュクさん(38)は、「有能な大臣に戻ってきてほしい」と語った。
デモ参加者のミコラさん(42)は、「フェドロフ氏の更迭はいまだに納得がいかない」「大統領には説明責任を果たしてほしい」と語った。
途中で空襲警報が鳴り響いたが、ほとんどの参加者は気にせず行進を続けた。主催者側は、空襲警報の発令やロシアによる爆撃の脅威がある場合はデモを中止すると事前に警告していた。
AFP記者によると、空襲警報が解除されるまでにキーウで少なくとも1回の爆発音が聞こえたという。
フェドロフ氏は、ゼレンスキー氏から新たなポストを打診されたが、「国防相以外のいかなる役職も受け入れるつもりはない」として固辞している。
フェドロフ氏は今週、ニュースサイト「ウクライナ・プラウダ」のインタビューで、軍の調達システムを透明化しようとしたことが「多くの人々の不興を買った」と述べ、これが更迭の原因となった可能性を示唆した。
フェドロフ氏はゼレンスキー氏の長年の盟友で、同氏が2019年に大統領に就任して以来、共に働いてきた。
フェドロフ氏は、無人機が戦場を支配することが明らかになるずっと前に無人機をいち早く導入したことで、軍内外で高い評価を得た。
軍の旧ソ連式のやり方や人的損失を軽視する姿勢を批判し、汚職、装備不足、職務放棄、徴集兵の処遇、不評な動員計画などのスキャンダルに見舞われている軍の改革を試みていた。(c)AFP