【8月1日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は7月31日、ウクライナに対する米国製防空システム「パトリオット」の迎撃ミサイルのライセンス生産容認について「非常に慎重でなければならない」と述べた。ウクライナ側は、ロシアの攻撃から国土を防衛するには迎撃ミサイルのライセンス生産が不可欠だと主張している。

トランプ氏はメリーランド州にある大統領山荘キャンプ・デービッドで、ウクライナによる同ミサイルのライセンス生産を容認するかどうかを問われ、「これらの兵器は素晴らしい性能を持つ。誰かに製造させるには、非常に慎重でなければならない」と答えた。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は今週、ホワイトハウスでトランプ氏と1時間余り会談した。この会談は、米主導の戦闘終結に向けた外交努力が手づまりとなる中、ウクライナとロシアの双方が長距離攻撃を激化させる中で行われた。

ゼレンスキー氏は会談後、トランプ氏がライセンス生産に同意したと発表したが、トランプ氏は「多くのことが議論された」「会談は非常にうまくいった!」と述べるにとどめた。

ゼレンスキー氏とトランプ氏の関係は、トランプ氏の2期目就任以降改善傾向にあり、トランプ氏は今月、ウクライナによるロシア領内への攻撃が戦闘終結に寄与する可能性があると示唆した。

国連によると、ロシアが迎撃の困難な弾道ミサイルの使用を増やしたことで、先月のウクライナの民間人死者数は2022年4月以来最多となった。(c)AFP