スペインで反移民デモ、飛び地への不法移民殺到は「侵略」 首相が「国をイスラム教徒に売り渡している」
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【8月1日 AFP】北アフリカのモロッコに隣接するスペイン領の飛び地セウタにここ数日間に数万人の不法移民が押し寄せたことを受け、スペインの首都マドリードにあるモロッコ大使館前で7月31日、数百人規模の反移民デモが行われ、セウタへの不法移民殺到を「侵略」と呼んた。
デモ参加者のうち数人は、顔を隠すこともなく公然とナチス式敬礼を行った。
セウタ当局は、ここ数日間で約6万人の不法移民が流入したと発表したが、スペイン政府は7月31日夜、不法入国者の「ほぼ全員」をすでにモロッコ側に送還したと説明している。
AFP記者によると、黒ずくめの服装をした多くのデモ参加者が「スペインはキリスト教国だ。イスラム教国ではない!」「挙国一致!」とシュプレヒコールを上げた。
一部の参加者は、欧州の複数の極右団体が推進する概念で、移民や外国にルーツを持つ人々の強制または任意での帰国を求める「リマイグレーション(逆移民)」と大書された横断幕を掲げた。
また、スペインの赤と黄色の国旗を振り、「スペイン人のアイデンティティー」の防衛を呼び掛ける参加者もいた。
多くの欧州諸国と比べて寛容な移民政策を維持しているペドロ・サンチェス首相率いる左派・社会労働党政権も、デモの標的となった。
参加者らはサンチェス首相がスペインを「イスラム教徒に売り渡している」として、「制御不能な危機」の責任は同首相にあると糾弾した。
モロッコ大使館周辺には上空にヘリコプターや監視用ドローンが配備されるなど、警察による厳戒態勢が敷かれた。(c)AFP