記録的な猛暑で電力需要が増える中、ソウル市内の建物に設置されたエアコンの室外機(c)news1
記録的な猛暑で電力需要が増える中、ソウル市内の建物に設置されたエアコンの室外機(c)news1

【08月01日 KOREA WAVE】韓国で観測史上初めて7月の最高気温が40度を超える記録的な猛暑が続いているが、電力需給は安定した状態を維持している。

一方、最近の最大電力需要は2025年7、8月の平日水準を上回っている。政府は2026年夏の需要ピークを8月第3週と見込んでおり、電力当局は予備力の確保と非常対応体制を続けている。

嶺南地方を中心に最高気温が40度を超えたものの、27~29日の電力予備率はいずれも14%台だった。

電力予備率は、供給可能な電力から現在の需要を差し引いた余力の割合で、一般的に10%以上なら安定した水準と評価される。

ただ、最大電力需要は9万2500メガワット前後に達し、2025年7、8月の平日の最大需要をすでに上回った。冷房需要の増加に伴う電力消費の拡大が現実化している。

北太平洋高気圧とチベット高気圧の影響で猛暑が当面続くと予想され、電力需要も高い水準を維持する見通しだ。

政府は、2026年夏の最大電力需要が8月第3週に9万4100~9万8800メガワットに達するとみて、供給力を10万7000メガワット程度まで確保している。

ただ、予想より早く猛暑が強まり、電力需要が急増する可能性も排除していない。

このため電力当局は、あらかじめ契約した企業や施設に節電を求める需要抑制策、電圧の引き下げ、緊急節電、発電制約の緩和の順で非常措置を実施している。

需要抑制策では、平日に継続して多くの電力を使う製鉄や石油化学業界などの企業に使用量の削減を求め、後から補償金を支給する。

また、7月初めから8週間にわたり電力需給非常対応班を運営し、需給状況をリアルタイムで監視している。

韓国電力公社の関係者は「電力需要がピークに達する可能性が高い7月6日から8月28日までの8週間、非常対応班を運営している」と説明し、「需給状況をリアルタイムで監視し、電力供給に問題が生じないよう対応する」と述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News