【07月31日 KOREA WAVE】
国会の本会議場で、チョン・モンギュ(鄭夢奎)前大韓サッカー協会会長とのメッセージを確認する野党「国民の力」のユン・ヨングン議員(c)news1
国会の本会議場で、チョン・モンギュ(鄭夢奎)前大韓サッカー協会会長とのメッセージを確認する野党「国民の力」のユン・ヨングン議員(c)news1

韓国国会文化体育観光委員会で30日開かれた大韓サッカー協会の聴聞会で、野党「国民の力」のユン・ヨングン議員とチョン・モンギュ(鄭夢奎)前会長が交わしたメッセージに登場する「チョン先輩」が、チョン・ジンソク元大統領秘書室長だったことが分かった。

与党「共に民主党」のチェ・ミンヒ議員は聴聞会で「聴聞会であってはならないことが起きた。聴聞委員と証人が連絡を取り合ったことを示す写真がある」と指摘した。

報道機関が公開した写真には、ユン・ヨングン氏が「会長、昨日『チョン先輩』から連絡を受けました。もっと配慮すべきでしたが、申し訳ありません」とメッセージを送り、証人として出席していたチョン・モンギュ氏が「気にかけてくださり、ありがとうございます。このような場ではなく、別の機会にごあいさつします」と返信した画面が写っていた。

ユン・ヨングン氏は「メッセージの送信時間を見ると、午前の質疑を終え、午後の聴聞会に来る前だった。以前から親交があったのに配慮できなかったという内容だ。午後も厳しい質問をしたことは、ここにいる全員が知っている。擁護することはなく、準備した質問はすべてした。聴聞会に問題があったわけでも、不十分だったわけでもない。私的なことは私的なことにすぎない」と釈明した。

文化体育観光委員長を務める与党「共に民主党」のイ・ジェジョン議員は「残念な点があるのは明らかだ。与野党の幹事が協議した上で、議員らの意見を聞く」と述べた。

その上で、チョン・モンギュ氏に対し「人脈を使い、聴聞委員に事前に働きかけようとしたのか。議員への働きかけが聴聞会への備え方なのか」と問いただしたうえ「メッセージに出てくる『チョン先輩』とは誰なのか。国会の真ん中で人脈を使い、聴聞会を骨抜きにする仕組みがあるのか。サッカー協会の意思決定と同じくらい、この構図も気になる」と批判した。

チョン・モンギュ氏は「プライバシーに関する問題なので、話すべきか判断できない。『チョン先輩』は現在、特に職に就いていない大学の先輩だ。聴聞会に関連して特別な依頼や便宜を求めた事実はまったくない」と答えた。

これを巡り、文化体育観光委員が聴聞会ではチョン・モンギュ氏らを厳しく追及する一方、裏では異なる対応をしていたのではないかとの批判が出た。

その後、4回目の証人・参考人への質疑で、「共に民主党」のノ・ジョンミョン議員は「国会活動を妨害した疑いが浮上したため、改めて尋ねる。議員室でメッセージに登場する『チョン先輩』を確認した」と述べ、「チョン・ジンソク元大統領秘書室長で間違いないか」と質問した。

チョン・モンギュ氏はこれを認め、「同じ学部の先輩だが、普段会うことはない」と答えた。

ノ・ジョンミョン氏は「普段会わない間柄なら、さらに問題だ。頻繁に会わないのに聴聞会を前に連絡している。これでは『高麗大学カルテル』との指摘が出るのも無理はない」と批判した。

与野党はこの日の聴聞会で、チョン・モンギュ氏や韓国代表のホン・ミョンボ(洪明甫)前監督らに対し、北中米ワールドカップの準備過程と結果を巡って厳しく追及した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News