レオ14世、教皇「ファースト」強調 「たまたま米国人なだけ」
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【7月31日 AFP】米国出身でローマ・カトリック教会の教皇レオ14世は29日、米NBCとのインタビューに応じ、自身が米国で「たまたま」生まれただけで、教皇としての使命を遂行することが最優先だと述べ、米国を特別視する考えのないことを強調した。
ローマ近郊のカステルガンドルフォでキリスト教関連のコンサートに出席したレオ教皇は、「自分自身をたまたまアメリカ人である教皇と考えている」と語った。
米シカゴで生まれペルーで約20年間宣教師として過ごしたレオ教皇は「アメリカ人であることの意味を軽んじるわけではない。アメリカを非常に愛している」と述べた。
その上で「私の使命は非常に重要な次元にあると理解している。それは普遍的な教会の牧師であり、世界中の人々に語りかける声と機会を持つことだ」と語った。
また、自身の祖父母が移民であったこと明らかにし、母方については「奴隷であった人々と奴隷所有者であった人々の両方がいる」と語った。
昨年就任したレオ教皇は中東における紛争を声高に批判する代表的な存在となっており、移民に対する「敬意をもった受け入れ」や、彼らの社会統合を促す政策を求めてきた。
レオ教皇は4月、イランを破滅させるというドナルド・トランプ米大統領の警告を「断じて容認できない」と批判し、米国民に対し、国会議員に「平和のために働く」ことを要求するよう呼び掛けた。
これに対し、トランプ氏はレオ教皇を「犯罪に対して弱腰で、外交政策にとって最悪だ」と猛批判。レオ教皇はこれに「声を上げることは道徳的な義務だ」と反論した。
また、6月にスペイン北東部バルセロナの「サグラダ・ファミリア教会」で主塔の完成式典に参加し演説を行った際、「戦争を推進」する者はキリスト教徒とは言えないと述べ、トランプ政権を暗に批判した。
NBCとのインタビューでレオ教皇は、就任後初の訪米はまだ計画されていないが、「近いうちに訪問したい」と語った。(c)AFP