韓国型超音速戦闘機KF-21「ボラメ」の量産初号機=防衛事業庁提供 (c)news1
韓国型超音速戦闘機KF-21「ボラメ」の量産初号機=防衛事業庁提供 (c)news1

【07月31日 KOREA WAVE】韓国が主導して開発した初の超音速戦闘機KF-21「ボラメ」が、約10年にわたるシステム開発を終え、本格的な量産と実戦配備の段階に入った。

メガ・ニュース(MEGA News)のリュウ・ウンジュ記者の取材によると、韓国航空宇宙産業(KAI)は29日、慶尚南道泗川市の本社で、防衛事業庁主催の「KF-21システム開発終了行事」を開催したと発表した。イ・ヨンチョル防衛事業庁長をはじめ、国防省や空軍、KAI、協力企業の関係者ら約300人が出席。共同開発国インドネシアの国防省と航空企業PTDI、技術協力企業ロッキード・マーチンの関係者も参加した。

KF-21のシステム開発は2015年12月に始まった。基本設計と詳細設計、試作機の製作、地上試験、飛行試験を経て、要求性能と飛行の安全性を検証した。

KF-21は2026年5月、空対空任務能力などを確認する「戦闘用適合」の判定を受けた。約1600回の飛行試験で、約1万3000の試験条件を検証した。6月には耐空性認証基準の14分野745項目を満たし、初の型式認証も取得した。

KAIは機体に加え、総合軍需支援システムと訓練システムを含む統合開発も完了した。これにより、生産や運用、整備、教育訓練に必要な全過程の能力を確保したとしている。

量産初号機は2026年3月にロールアウトした。防衛事業庁は2026年下半期から、量産機の空軍への引き渡しを始める。

KAIは開発を通じ、システム統合能力のほか、アクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダー、航空電子機器、飛行制御、機体構造の設計・製作技術を蓄積したと説明した。韓国内の協力企業約500社が開発に参加し、航空産業の供給網も構築された。

KAIは今後、量産や性能改良、輸出の過程で協力企業との事業を拡大する。韓国製兵器とKF-21の統合を進めるほか、人工知能(AI)を活用した次世代航空戦闘システムや、有人・無人複合システムの開発にも取り組む方針だ。

KAIのキム・ジョンチュル社長は「量産と安定的な実戦配備を進めると同時に、韓国製兵器システムの統合や性能改良、AIと連携した次世代航空戦闘システムの開発を続ける」と述べた。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News