■シンギュラリティ(技術的特異点)の到来か?

AIモデルが開発者の管理をすり抜けたのは今回が初めてではないが、オープンAIモデルによる事象は、特に懸念すべきものと広く受け止められている。

アルトマン氏によると、オープンAIはコードを制御環境下に置く「サンドボックス(砂場)」のセキュリティーを強化する間、自社のテストを「一時停止」したという。

しかし長期的に見れば、業界全体が開発の減速に合意しなければならない可能性があると同氏は語り、「これらの新たな能力レベルに対して社会が体制を強化できるよう、十分な時間を与えるために、私たちはAI開発のペースを調整する必要があるかもしれない」と指摘した。

また、こうした取り組みは「規制官庁が業界に取り込まれて特定企業に有利な形にならないことや、最先端企業同士による談合とも受け取られない形で行われる必要がある」とし、「それには工夫が必要であり、正しく進めることが重要だ」と付け加えた。

25日に公開された別のポッドキャスト番組『Relentless』で、アルトマン氏は「シンギュラリティ」はすでに到来しているとの考えを示した。

「私たちは今、まさにシンギュラリティの中にいる。今がその瞬間だ」と強調した。(c)AFP