慶尚南道巨済市にあるハンファオーシャン巨済事業所=2025年8月26日(c)news1
慶尚南道巨済市にあるハンファオーシャン巨済事業所=2025年8月26日(c)news1

【07月29日 KOREA WAVE】韓国造船大手ハンファオーシャンが、2026年4~6月期に市場予想を大幅に上回る営業利益を計上した。船価が高騰した2024年に受注した液化天然ガス(LNG)運搬船など、高付加価値船の建造が本格化したことが寄与した。

同社が27日に発表した連結決算によると、4~6月期の営業利益は7361億ウォンで、前年同期比98.0%増、前期比66.9%増となった。売上高は前年同期比65.2%増の5兆4432億ウォン、純利益は6926億ウォンだった。

金融情報会社エフエヌガイドがまとめた営業利益の市場予想5335億ウォンを38.0%上回った。2024年に受注した事業が当四半期の売り上げに占める割合は45~50%で、2023年と2025年の受注分はそれぞれ22~25%だった。

LNG船などを建造する商船部門の営業利益は7356億ウォンと、全体の大半を占めた。エネルギープラント部門は62億ウォンの黒字、特殊船部門は29億ウォンの赤字だった。為替環境や資材費削減、生産性向上も収益を押し上げた。

2四半期連続の好決算を受け、年間営業利益が2兆ウォンに達する可能性も高まった。市場予想は1兆9240億ウォンで、2025年は1兆1676億ウォンと7年ぶりに1兆ウォンを超えていた。

同社は下半期、地政学的な不安で需要が増えているLNG運搬船などの受注を強化する。2026年の受注実績はこれまでに27隻、約46億1000万ドル。2029~2030年の引き渡しを条件とするLNG船契約を協議しており、下半期に受注実績が改善するとの見通しを示した。

カナダの潜水艦事業を受注できなかった分は、アフリカや欧州、アジアで協議中の事業で補う方針だ。米国の艦艇事業についても機会があれば生産能力を活用し、米フィリー造船所が受注した次世代海上ミサイル試験計測船2隻では、設計と生産支援に参加する。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News