韓国南東部・慶尚北道浦項市の複合海上公園で崩落した海上歩道橋「ボリットル橋」を捜索する海洋警察の救助隊員。人的被害はなかった(c)news1
韓国南東部・慶尚北道浦項市の複合海上公園で崩落した海上歩道橋「ボリットル橋」を捜索する海洋警察の救助隊員。人的被害はなかった(c)news1

【07月29日 KOREA WAVE】韓国南東部の慶尚北道浦項市で28日午後1時5分ごろ、全長170メートルの海上歩道橋「ボリットル橋」が崩落した。現場は普段から十分に通行規制されていなかったことが分かった。

浦項市によると、橋は2025年5月の安全検査において、A~Eの5段階でC等級(普通)=安全性に直ちに問題はないが、補修・補強が必要=と判定された後、展望台に入れないよう橋の先端付近だけに安全フェンスが設置されていた。通行規制地点は、今回崩落した場所からさらに約40メートル先だった。

崩落したのは、入口から約40メートル進んだ地点にある、長さ50メートルのコンクリート製海上構造物の床部分。

事故当時、展望台には観光客や釣り人ら17人が取り残されたが、通報を受けて出動した海洋警察の救助隊が民間漁船を使って救助した。ヘリコプターや水中捜索機器による捜索も実施されたが、防犯カメラ映像などから人的被害はなかったとみられている。

防犯カメラには、観光客が橋を歩いていた際、崩落地点の目前まで近づいたところで橋が崩れる様子が記録されていた。

現場を訪れたことがある観光客は「橋の入口には安全上の注意を促す案内がなかった。人が橋の上にいれば大惨事になりかねなかった」と話した。

別の観光客からも「事故後、安全フェンスが設置されていたと説明されたが、入口から通行を止めなかったのは浦項市の責任だ」との指摘が出た。

周辺の商店主は「週末には数百人が訪れる場所だ。週末に事故が起きていたらと思うとぞっとする」と語った。

浦項市の関係者は「橋の一部区間に安全フェンスと横断幕を設置していた。2025年5月にC等級と判定された後、床部分を特殊工法で補修しており、橋全体を通行止めにする理由はなかった」と説明した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News