労働新聞(c)news1
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【07月29日 KOREA WAVE】北朝鮮が、高校に当たる高級中学校で、生徒が適性や希望に応じて学ぶ科目を選ぶ「選択科目制」を本格的に導入した。生徒が希望科目を申請する仕組みに加え、生徒による教員評価も採り入れ、教育の現代化を進めている。

朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、新たな選択教育課程について、中等教育を先進的な水準へ引き上げる基盤になると報じた。

北朝鮮は2024年から、一部の学校で選択科目制を試験的に導入した。2012年には従来の11年制義務教育を12年制に改編し、小学校を5年制に延長するとともに、6年制の中学校を3年制の初級中学校と高級中学校に分けている。

新制度では、高級中学校の生徒が理系、文系、芸術、体育、技術などの分野から専門科目を選んで学ぶ。キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記は2023年、教育内容と方法を合理的に改善する必要があるとして、選択科目制の導入を提案した。

背景には、従来の教育制度では科学技術をはじめとする専門人材を十分に育成できないとの問題意識があるとみられる。分野別の人材を育て、科学技術や産業、地方の発展を支える狙いがある。

北朝鮮は2025年4月から、平安南道檜倉郡、黄海北道松林市、咸鏡南道定平郡の高級中学校で制度を試験運用した。約1000人の執筆陣が学校や学年、科目ごとの特徴に合わせた教材を作り、教科書の種類は従来の3倍に増えたという。

檜倉郡では、理系、文系、芸術、体育、技術の選択教育を実施し、技術科目だけで10以上を設けた。生徒が担任や保護者と相談した上で第1、第2希望を提出し、地域側が需要や実習条件を考慮して科目を割り当てる。

生徒の意見を集約し、担当教員や学校ごとに順位を付ける評価制度も導入された。機械技術の授業では、コンピューターを使った部品設計やトラクターの運転、部品の性能を学ぶ実習も実施されている。

労働新聞は、大学進学を希望する生徒は理系を選ぶべきだとの認識は誤りであり、技術分野を学んだ生徒も希望する大学に進学できると強調した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News