韓国・鳥インフルと猛暑で卵価格が高騰、卵30個が約1100円に迫る…飲食店やパン店から悲鳴
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「店を始めた4年前は卵30個が5000ウォン台(約550円)でしたが、最近は1万ウォン(約1100円)近くします」
韓国で卵の価格が高騰し、飲食店やパン店など零細事業者の負担が重くなっている。
ソウル・恩平区で軽食店を営む50代の店主は「卵の値段が上がりすぎて、商売をしても利益が残らない」とため息をついた。「キンパから卵を抜くことも、価格を上げることも難しい。30個で1万ウォンを超えれば、店を畳むことも考えている」と話した。
畜産物品質評価院の畜産流通情報によると、大玉卵(Lサイズの卵)10個の全国平均小売価格は26日時点で4256ウォン(約470円)だった。1年前の3736ウォン(約410円)より13.9%高く、平年の3545ウォン(約390円)と比べると20.1%上昇している。
卵を多く使う飲食店への影響は大きい。恩平区の延曙市場で食堂を営む59歳の店主は「以前は30個で7500ウォン(約830円)ほどだったが、今は1万ウォン台だ。食材費が体感で10%以上上がった」と語った。
総菜店を営む60代女性は「チヂミなどを作るため毎週卵を約450個使う。国産卵にこだわっているが、材料費の負担が大きく、赤字の日もある」と訴えた。
製パン業界も同様だ。ソウル・鍾路区でパン店を営む31歳の店主は、主力商品のエッグタルトに毎週約5000個の卵を使う。最近は卵1個当たり約50ウォン(約6円)上がり、1カ月で約100万ウォン(約11万円)の負担増になったという。
家計への負担も増している。恩平区の食料品店では、価格を確認して購入をためらう市民の姿が見られた。
卵30個を手にした61歳の男性は「以前は月に2パック買っていたが、今は1パックだけ」と話した。70代男性も「値引きされている時だけ買い、安い商品がなければ食べない」と語った。
卵価格の上昇は、2025年冬に発生した高病原性鳥インフルエンザの影響が大きいとみられている。当時、採卵鶏1134万羽が殺処分されて供給が減少し、2026年夏の猛暑も価格上昇を加速させた。気温が上がると鶏がストレスを受け、産卵率が低下するためだ。
韓国政府は輸入拡大による供給安定に乗り出した。農林畜産食品省は米国中心だった生鮮卵の輸入先をタイやブラジルなどに広げた。これまでに1億161万個の輸入契約を結び、このうち5224万個が韓国国内に入っている。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News