「Kフードラボ明洞店」のラーメン専門コーナー(c)news1
「Kフードラボ明洞店」のラーメン専門コーナー(c)news1

【07月28日 KOREA WAVE】韓国を訪れる外国人観光客の増加に伴い、Kラーメンの人気にも変化がみられている。これまで主流だった激辛スープだけでなく、チーズ味やマーラー(麻辣)味、マイルドな味わいの商品など、好みに応じて選ぶ傾向が広がっている。

業界によると、外国人観光客が多く訪れるソウル・明洞のイーマート24「Kフードラボ明洞店」の過去3カ月の販売実績では、チーズ味のラーメンをはじめ、マーラータン麺、汁なし麺、マイルドな味のラーメンが売り上げ上位10商品に入った。

同店は外国人向けに韓国のラーメン文化を体験できる店舗として、約170種類のラーメンを販売する専門コーナーを運営している。単一店舗としては韓国最大級の品ぞろえで、購入した商品をその場で調理して食べることができる。

一般店舗では辛いスープ系ラーメンが人気だが、同店では様子が異なる。韓国ラーメンを味わいたい一方で強い辛さは苦手という外国人にとって、まろやかなチーズラーメンが新たな選択肢になっているという。

具体的な商品名は公表されていないものの、「リアルチーズラーメン」「4種のチーズブルダック炒め麺」「マック&チーズ炒め麺」「辛ラーメン ロゼ」などが人気を集めているとみられる。

チーズ味以外では、「ゴマラーメン」「天ぷらうどん」「ジンラーメン マイルド」といった辛さを抑えたスープ系や、「マーシュルラン」などのマーラー味も支持されている。汁なし麺では、通常のブルダック炒め麺より辛さを抑えたカルボブルダック炒め麺や、「チャパゲティ」が人気だ。

食べ方にも韓国ならではの文化が浸透している。海外では調理が手軽なカップ麺が好まれることが多いが、同店では売れ筋の多くが袋麺だった。店内の「漢江ラーメン機」で袋麺をその場で調理して味わう利用者が多いためだ。

外国人の好みが多様化するなか、ラーメンメーカー各社も対応を進めている。農心は5月に韓国と日本で「辛ラーメン ロゼ」を同時発売し、三養食品は北米市場で「ブルダック マック&チーズ」を展開している。オットゥギも韓国で「やわらかチーズラーメン」、米国で「チーズラーメン」を販売している。

業界関係者は「韓国では人気がそれほど高くないチーズラーメンが外国人には好まれている点が興味深い」としたうえで、「韓国ラーメンへの関心が高まり、激辛を体験する段階を越えて、さまざまな商品を楽しむ流れが生まれているようだ」と話した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News