広東省のライチ、生産減でも売上は約3割増
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【7月29日 東方新報】中国・広東省(Guangdong)農業農村庁は7月13日、今年の広東省のライチは「中小年」(隔年結果による収穫量が少ない年)に当たり、総生産量は約130万トンとなる見込みだと発表した。一方、産地での平均価格は1キロ当たり約17.8元(約426円)となり、すでに約120万トンを販売、売上高は約213億6000万元(約5113億6694万円)で、前年同期比約28%増加した。
今年は、広東省内で産地ごとに順次収穫が進められ、7月9日時点で全体の98%以上の収穫が完了した。現在は、一部の極晩生品種と高地で栽培される晩生品種のみが収穫を残している。
産地別では、広東省最大のライチ産地である粤西(広東省西部)は、早生品種の栽培が多く、技術支援も行き届いていたことから、「中小年」の影響は比較的小さく、総生産量は約95万トンとなった。粤東(広東省東部)は中晩生品種が中心で、生産量は約16万~22万トン。珠江デルタ地域は高級な晩生品種が中心で、総生産量は約14万~18万トンとなった。
品種別では、「三月紅」「白糖罌」「妃子笑」などの早生品種が広東省全体の生産量の70%以上を占めている。耐候性に優れ、今年の生鮮ライチ供給の主力となり、産地価格も比較的安定し、市場への流通量も多かった。
中生品種は「桂味」「黒葉」「白蝋」などが中心で、このうち「桂味」は気候や樹木の養分不足の影響で減産が目立ち、流通量が少なかったため、買い取り価格も高騰した。
晩生品種では、「晩生桂味」「糯米糍」「仙進奉」「嶺豊糯」「井崗紅糯」などに加え、「巨美人」「仙桃茘」「仙進奉」などの新品種が、高接ぎ技術の導入により安定した収量と品質を実現した。これらは通常品種より生育状況が良く、収穫時期をずらして出荷できたことから、供給不足を補い、市場価格も比較的高かった。
広東省農業農村庁は、「大年・小年」と呼ばれる隔年結果による収穫量の変動に対応するため、主要産地への技術指導体制を強化し、農業専門家を継続的に生産現場へ派遣して、安全で適切な農薬使用などの技術指導を実施した。また、高接ぎ技術の普及を進め、超早生・極晩生・高品質・大玉・耐候性に優れた新品種への更新を果樹農家に促している。
さらに、前年の収穫終了後から、科学的な剪定や水・肥料の管理、花芽形成の調整など標準化された栽培技術を指導し、樹木の養分バランスを改善することで、「大年・小年」による減産幅を可能な限り抑えたとしている。(c)東方新報/AFPBB News