【7月26日 AFP】シリア中東部の砂漠地帯で25日、バス同士が衝突して少なくとも35人が死亡したと、国営メディアが報じた。

シリア国営シリア・アラブ通信(SANA)は保健省高官の話として、「ダマスカス・デリゾール道路で起きた、旅客を乗せたバス2台の衝突事故」により、さらに30人が負傷したと伝えた。

内務省は、衝突したのが「内務安全保障部隊の要員数人を乗せたバスと民間のバス」であると発表したが、同部隊からの被害者数については言及していない。

国営メディアは、炎上するバスや幹線道路沿いに物が散乱する様子を伝え、軍用ヘリコプターが現場から負傷者を空輸するために派遣されたと報じている。

ラエド・アルサーレフ非常事態・災害管理相は、「長年の放置やさまざまな公共サービス部門が受けた被害によって負荷がかかっている、国内の道路インフラが直面する蓄積された課題に対処する緊急の必要性を浮き彫りにしている」と話した。

長年にわたる内戦を経て、シリアのインフラは崩壊しつつあり、多くの道路が補修を必要としている。

今月、サウジアラビアから帰国する巡礼者を乗せたバスが南部ダラー県にある幹線道路で横転し、レバノン人ら5人が死亡、数十人が負傷した。

昨年には北東部でバスがタンクローリーと衝突し少なくとも12人が死亡、2020年はタンクローリーが2台のバスに突っ込み、少なくとも32人が死亡している。(c)AFP