ブラジル右派、ボルソナロ前大統領の長男擁立 10月の大統領選へ
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【7月26日 AFP】ブラジルの右派・自由党は25日、10月の大統領選に向け、現在服役しているジャイル・ボルソナロ前大統領の息子で上院議員のフラビオ・ボルソナロ氏(45)を擁立することを正式に発表した。
フラビオ氏は、通算4期目の当選を目指す現職の左派、ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領(80)と対決することになる。ルラ氏はここ数週間、若いフラビオ氏が相次ぐ危機に直面したことで勢いを増している。
極右急進派であるジャイル・ボルソナロ前大統領は、2022年の大統領選でルラ氏に敗北した後にクーデターを企てたとして実刑27年の有罪判決を受けた後、長男のフラビオ氏を後継者に指名していた。
サンパウロで開催された党大会の会場で、歓声をあげる人々に対しフラビオ氏は自らの腕に触れながら、「私は父より穏やかで、陽気で、落ち着いていて、温和かもしれない。だが、ここにはボルソナロの血が流れている!」と述べた。
また、ルラ氏が再選すれば「独裁政治に向かって大股で進みかねない」と警告した。
フラビオ氏支持を表明し党大会に参加した、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領も、同様の危機感を煽る扇動的な修辞(レトリック)で後押しし、「ブラジルに垂れ込める『ルラというリスク』に終止符を打てる人物は、彼をおいて他にいないと強く信じている」と語った。
犯罪やインフレへの取り締まりを約束したフラビオ氏は、世論調査でルラ氏と接戦を繰り広げていたが、失脚した銀行家との関係露呈、親族間での対立、政治的同盟関係にある米国のドナルド・トランプ大統領による新たな関税など、ここにきて逆風にさらされている。
24日に公表された世論調査によると、決選投票が行われた場合、フラビオ氏が43%、ルラ氏が48%の得票率となる結果が示された。(c)AFP