フランスとスペインの森林火災は制御不能に、16万人以上が避難
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【7月25日 AFP】スペインの首都マドリード近郊や、観光名所と世界的に有名なワイン醸造所に囲まれたフランスの都市ボルドー近郊で、これまでにない規模の森林火災が猛威を振るっており、24日までに両国で合わせて16万6000人以上が避難を余儀なくされている。
強風にあおられ、乾ききった森林を干ばつが後押しするかたちで拡大する火災に対し、両国政府は欧州連合(EU)に支援を要請した。
フランスとスペインの当局によると、フランス南西部で少なくとも14万1000人、マドリード首都圏で2万5000人が避難しており、その中には1200人以上の高齢者や障害者が含まれている。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は同日、EUに支援を求めた上で、同国史上最悪となる森林火災の抑止に向け、軍を動員するよう要請した。
大西洋沿岸のボルドー南部に位置する高級リゾート地、キャップフェレ半島では、唯一の道路が炎に脅かされ、約4万4000人が避難した。
富裕層の邸宅があることで知られるこの半島からは、車以外にもボートで数百人が避難した。ここではすでに50棟以上の住宅が全壊している。
フランスのローラン・ヌニェス内相は、フランスがこれほどの規模の火災に見舞われたことは過去にないと述べ、ボルドーを守るために「あらゆる手を尽くす」と述べている。
一方、スペインではここ数週間で森林火災が相次いでおり、マドリードの北東にあるグアダラハラ県ではこれまでに3万2000ヘクタールが焼き払われた。
さらに、マドリードの西で発生したの三つの大規模な森林火災のうち二つが合流し、郊外の町ナバスデルレイが危険にさらされている。この新たな火災は、隣接するカスティーリャイレオン州の別の森林火災とも合流しかけているという。
マドリード州政府の危機管理責任者であるカルロス・ノビジョ氏は、首都近郊の森林火災について「現在ピークを迎えており、消防隊の消火能力を超えている」と語った。
ペドロ・サンチェス首相は、25日早朝に現地へ向かい、危機管理調整センターを視察する予定となっている。(c)AFP