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【07月24日 KOREA WAVE】韓国で、全身に床ずれができ、傷口にウジが湧くほど病状が悪化した妻を放置して死亡させたとして、一審で懲役30年を言い渡された元陸軍下士官が、控訴審でも起訴内容を否認した。

ソウル高裁は21日、殺人罪に問われた元下士官の控訴審初公判を開いた。

弁護側は、一審判決には事実誤認や法解釈の誤りがあり、量刑も不当だとして控訴したと説明した。控訴理由書では「妻は布団をかぶっており、状態を認識できなかった」と主張した。

さらに「継続して保護しており、積極的に危害を加えたわけではない」とした上で、「このような結果になったことについては反省している」と述べ、量刑調査を申請した。

一方、一審で無期懲役を求刑した軍検察も、刑が軽すぎるとして控訴した。元下士官は最近まで軍人の身分だったため軍事裁判所で審理を受け、訴訟記録も同裁判所に保管されていたことから、軍検察が控訴手続きを取った。

検察は、警察行政学を専門とする大学教授と被害者の母親を証人として申請した。一審では弁論終結後に提出されたため採用されなかった家宅捜索時の現場写真や映像も、証拠として提出した。

裁判所は8月25日に証人尋問を実施し、審理を終える。

元下士官は2025年8月ごろから妻の体に床ずれができていたにもかかわらず、治療や保護措置を取らず、死亡させた罪に問われている。

当時、元下士官は京畿道坡州市の陸軍機甲部隊に所属する曹長だった。2025年11月になって初めて「妻の意識がもうろうとしている」と消防に通報した。

救急隊が自宅に到着した際、妻は全身が汚物で汚れ、下半身では感染や床ずれによる皮膚の壊死が進み、ウジも確認された。妻は病院への搬送中に心停止し、翌日に死亡した。

病院はネグレクトの疑いがあるとして警察に通報し、事件は軍警察に移管された。軍検察は元下士官を殺人罪で拘束起訴した。

一審は懲役30年を言い渡し、「被害者は夫の無関心の中、極度に不衛生な環境に長期間放置され、悲惨な最期を迎えた」と指摘した。

さらに「特別な苦労を伴わないわずかな努力だけでも、死亡を十分に防げた」とし、「被告は納得し難い弁解を繰り返し、自らの過ちを反省していない」と批判した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News