韓国・蔚山で深刻な干ばつ…ひび割れた水田、稲やトウモロコシに被害
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【07月24日 KOREA WAVE】韓国南部の蔚山市で雨がほとんど降らず、水田やトウモロコシ畑が乾燥し、農作物への被害が懸念されている。中部では1時間に55ミリを超える激しい雨が降る一方、蔚山では猛暑特報が5日間続き、農家の不安が高まっている。
蔚州郡斗西面で約2万平方メートルの水田とトウモロコシ畑を営むチェ・グンシクさん(69)は、「雨が降らないから、稲が全部焼けてしまった。このままで、きちんと米が実るのだろうか」と訴えた。
チェさんの水田は土が乾燥し、大きくひび割れていた。割れ目は手を入れると手首まで届くほど深く、土は手で握れないほど硬く固まっていた。稲は水分を失って生気がなく、一部は強い日差しで焼け、葉先が黄色く変色していた。近くのトウモロコシ畑でも、通常なら広がってつやのある葉が乾燥し、内側に巻き込んで筒状に縮んでいた。
チェさんによると、トウモロコシはこの時期には成人男性の背丈ほどに育つはずだが、畑の作物は高さ約1メートルにとどまり、5日以上成長が止まっているという。チェさんは「水田にも水路にも水が一滴もない。雨が降らなければ、2026年の農作業は完全に失敗する」と話した。
この地域では修井内貯水池から水を引いているが、チェさんによると、韓国農漁村公社は貯水池が干上がる恐れがあるとして、水の供給要請を断ったという。同公社の関係者は、修井内貯水池は小さく、すべての農家の需要を満たすだけの水を送れていないと承知していると説明した。農家と直接連絡を取り、状況を確認するとしている。
韓国気象庁によると、中部の忠清南道牙山市では22日未明、1時間に62ミリの激しい雨が降り、大雨警報が出された。一方、蔚山では最高気温が34度に達し、猛暑特報が5日間続いた。蔚山の直近1週間の累積降水量は0.8ミリにとどまり、事実上ほとんど雨が降っていない。気象庁は、同じ梅雨の時期でも地域間で降水量に大きな差が生じているのは、停滞前線の雨雲の帯が非常に狭いためだと説明した。
北側の冷たく乾燥した空気と、南側の暖かく湿った北太平洋高気圧がせめぎ合い、梅雨前線が中部にとどまっているという。前線から外れた南部は北太平洋高気圧に覆われ、雨ではなく猛暑が続いている。台風などの外部要因が発生しない限り、当面は中部を中心に前線が停滞する見通しだ。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News