韓国ラーメン各社、輸出先の表示規制にAIで対応…包装ミスを自動検出
このニュースをシェア
【07月24日 KOREA WAVE】韓国のラーメン各社が、人工知能(AI)を活用し、輸出商品の包装に記載された表示の誤りを防ぐ取り組みを強化している。輸出規模が拡大する中、国ごとに異なる食品表示規制への対応が重要になっているためだ。
「ブルダック炒め麺」を輸出する三養食品は最近、AIを基盤とするデザイン確認システムを導入し、食品パッケージを自動検査する体制を構築した。
AIによる光学文字認識と比較分析の技術を使い、包装に記載された文言を自動で検証する。誤字や使用言語の誤り、文言の欠落、翻訳の不一致など、人が見落としやすい問題を検出でき、多言語や特殊な言語にも対応する。
同社は、通関上の問題による費用を減らし、輸出先の規定に合った包装を作ることで、海外事業のリスク対応力を高める方針だ。
各国の食品安全規制に対応するため、海外の食品安全ニュースや法規の確認項目、政策発表なども毎日調べている。2025年に収集した情報は前年比40%増の3万7475件に上った。
生産工程の高度化によって工場ごとの品質問題も改善し、製品100万個当たりの苦情件数を前年比21%減らした。表示に関する法規違反は3年連続でゼロを維持している。
韓国農水産食品流通公社によると、2026年上半期のラーメン輸出額は9億3540万ドル(約1519億円)で、前年同期比27.9%増加した。輸出が拡大するほど、各国の表示規制に正確に対応する能力が業績を左右する要因となる。
イタリア当局は6月末、食品ラベルの表示規定に違反したとして、韓国産麺類約5115キロを全量押収した。実際に含まれる添加物を記載していなかったほか、含まれていない成分を誤って表示していたという。
米食品医薬品局も、包装の正面にナトリウムや添加糖類などの含有量を表示する規定を整備している。
農心は、機械学習を基盤とする食品安全情報管理システム「SIMSON」を独自に構築した。韓国内外の危険情報を年間1万6135件規模で自動収集、分析し、急速に変化する食品安全上の問題に対応している。
2025年には、AIとロボティック・プロセス・オートメーションを顧客相談業務に導入した。顧客の意見をリアルタイムで分析し、苦情や品質上のリスクを早期に把握するシステムも整えた。
オットギは、最大の生産拠点である大豊工場でAI検査システムを運用している。標準見本と納入された包装資材をAIで比較し、印刷やデザインの誤りを検出する。
表示への対応力を高めるため、韓国内外の表示基準を教える「オットギ品質アカデミー」を2024年から関連会社や、相手先ブランドによる生産を担う企業にも拡大した。
業界関係者は、輸出規模は今後も拡大するとみられ、各国の規制に迅速に対応する能力を強化することがリスクを最小限に抑える手段になると話した。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News