韓国の過去10年間における情報教員の募集状況 (c)MONEYTODAY
韓国の過去10年間における情報教員の募集状況 (c)MONEYTODAY

【07月24日 KOREA WAVE】韓国の中学・高校で人工知能(AI)教育が拡大し、情報教員の需要が急増する一方、養成体制が追いついていない。2026年度の情報・コンピューター教員の募集は全国375人と、2016年度の44人から8.5倍に増えた。

背景には、2022年改定教育課程で中学校の情報授業が34時間から68時間以上に増え、高校にも「人工知能基礎」「データ科学」などが新設されたことがある。教育省は2026年にAI重点校1141校を選定し、2028年には2000校へ拡大する計画だ。

一方、情報・コンピューター教育学科は全国9大学、定員計193人にとどまる。過去に情報科目が選択科目となり採用が急減したため、学科の廃止が相次いだ。教員養成を担う大学院は全国24校あるが、私立では学費が1学期約600万ウォン(約65万円)、年間約1200万ウォン(約131万円)に達する。換算は1ウォン=0.1091円。([Yahoo!ファイナンス][1])

採用倍率にも地域差があり、2026年度は大田が4.3倍、全羅南道が2.55倍だった。全羅南道の募集は2024年度の2人から2026年度には22人へ増えたが、教員定数は毎年変動する。教育庁は、退職者数や科目開設状況で採用枠が決まるため、情報教員だけを安定的に確保するのは難しいとしている。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News