韓国の刑務所、収容率125.8%で過去2番目の高水準…刑務官への暴行は10年で4倍
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【07月23日 KOREA WAVE】韓国の刑務所や拘置所の2025年の収容率が125.8%に達し、統計を開始した1991年以降、過去2番目の高水準となった。受刑者による刑務官への暴行も10年間で約4倍に増え、施設の過密化や老朽化、職員の負担が課題となっている。
韓国法務省が21日に公表した「2026年矯正統計年報」によると、2025年の国内矯正施設の収容定員は5万614人だったのに対し、1日平均の収容人数は6万3680人だった。矯正職員1人が担当する1日平均の収容人数は3.8人だった。
全国55施設のうち、収容率が100%未満だったのは5施設だけだった。130%以上が18施設、120%台が19施設、110%台が7施設で、全体の8割以上が定員を上回った。完成から40年以上が経過した刑務所と拘置所も20施設あり、全体の37%を占めた。
厳しい収容環境が続く中、受刑者の規律違反も増加した。2025年に科された懲罰は計3万4510件で、前年より8.8%増えた。
理由別では、入室拒否が1万3607件で39.4%を占めた。受刑者同士の暴行が7048件、収容生活の妨害が4064件と続いた。
受刑者による刑務官への暴行は、2016年の157件から2025年には629件に増えた。刑務官を職務放棄や職権乱用などで告訴・告発する事例も毎年数百件に上るという。
2025年に受刑者が矯正職員を相手に申し立てた告訴・告発は763件だった。直近10年間では計7616件で、対象となった職員は1万5788人に達した。
処分が完了した1万5294人のうち、70%に当たる1万713人は却下され、21.1%の3234人は嫌疑なしとなった。起訴は5人、起訴猶予は2人にとどまり、合わせて全体の0.05%だった。告訴や告発への対応による行政負担を指摘する声も出ている。
行政支援や施設維持、受刑者の更生プログラムなどに充てる矯正関連予算は、2016年の2421億1400万ウォン(約256億円)から、2025年には4561億5800万ウォン(約482億円)に増加した。
一部では、過密収容や施設の老朽化、刑務官の待遇改善など複合的な問題に対応するには、現在の法務省内の体制では限界があるとして、矯正庁の新設を含む抜本的な組織改編を求める意見も出ている。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News