韓国国防省、国防LLM開発へ…LIG D&Aとハンファシステム陣営が競合
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【07月22日 KOREA WAVE】韓国国防省が発注した国防分野向け大規模言語モデル(LLM)の開発事業を巡り、LIGディフェンス&エアロスペース(D&A)とハンファシステムをそれぞれ中心とする二つの企業連合が受注を争っている。事業費は242億ウォン(約26億円)で、事業者は早ければ2026年7月中に決まる見通しだ。
メガ・ニュース(MEGA News)のイ・ナヨン記者の取材によると、事業名は「超巨大人工知能基盤指揮統制システム技術開発事業」。LIG D&A陣営にはサムスンSDS、SKテレコム、LG AI研究院などが、ハンファシステム陣営にはネイバークラウドなどが参加しているとされる。現在、提案書の評価が進められている。
主契約者となるLIG D&Aとハンファシステムが事業全体を統括し、指揮統制システムへの導入や統合を主導する。他の参加企業は、AIモデルやデータ、クラウド基盤を分担する。両陣営ともモデル基盤の構築には、LG AI研究院の「EXAONE」を活用する見通しだ。
事業期間は2026年9月から2030年2月までの42カ月。文章、画像、映像、音声、センサー、レーダーなどの戦場情報を統合し、分析や検索、処理ができる国防分野向けの超巨大AI基盤を構築する。国防省は、開発した基盤を韓国軍指揮統制システム(KCCS)に導入する計画だ。
事業は「超巨大AIモデル基盤の構築」と「データファブリック・知識ベースの構築」に分かれる。国防用の汎用LLMと統合戦場LLMを開発し、戦況のリアルタイム把握や予測、脅威評価、対応策の生成、兵器システムの推薦と配分、利用者別の共通作戦状況図などの実現を目指す。
合同参謀本部などが提供する戦場データを収集、精製、標準化し、LLMの学習や推論に使うデータ基盤と知識ベースも整備する。
韓国政府は、米国と中国によるAI開発競争が激しくなるなか、独自のAI技術確保を進めている。ペ・ギョンフン(裵慶勲)副首相兼科学技術情報通信相は20日、外国製AIサービスの突然の停止や大幅な値上げに備えるためにも、韓国独自のAI能力が必要だとの認識を示した。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News