無人消防ロボットに採用された非空気入りタイヤ「アイフレックス」の第1世代モデル=韓国タイヤ&テクノロジー(c)KOREA WAVE
無人消防ロボットに採用された非空気入りタイヤ「アイフレックス」の第1世代モデル=韓国タイヤ&テクノロジー(c)KOREA WAVE

【07月22日 KOREA WAVE】韓国タイヤ&テクノロジーは21日、現代ロテムと共同開発した無人消防ロボットに、次世代の非空気入りタイヤ「アイフレックス(i-Flex)」を新車用タイヤとして供給すると発表した。空気圧の管理が不要で、火災現場などの過酷な環境でも安定した走行が可能だとしている。

メガ・ニュース(MEGA News)のイム・ジェソン記者の取材によると、無人消防ロボットは、現代ロテムが韓国で初めて開発した多目的無人車両「HRシェルパ」がベース。65ミリの高性能放水砲や視界を改善するカメラ、噴霧装置、遠隔操作機能を備え、地下駐車場や物流倉庫など、消防隊員が進入することが難しい火災現場に投入される。

韓国タイヤは約5年間にわたり現代ロテムと共同開発を進め、重量のある車体構造や悪路での走行に対応するタイヤを開発した。

アイフレックスには、荷重を分散する「二重アーチ」構造を採用した。外側のアーチが路面からの衝撃を吸収し、内側のアーチが車両の駆動部に伝わる振動を抑える。二つの構造をつなぐヒンジ設計によって走行の安定性も高めた。

剛性の高いトレッド設計で路面との接地力を確保し、悪路でも安定して走行できるという。空気を注入しないため、空気漏れやパンクの心配がないことも特徴だ。

無人消防ロボットは2026年1月、忠清北道陰城郡の工場火災に投入されたほか、最近では大田市大徳区の産業団地で発生した火災でも使用された。アイフレックスを装着した車両は現在、中央119救助本部の首都圏119特殊救助隊と嶺南119特殊救助隊、京畿道華城消防署、忠清南道消防本部に各1台が配備されている。

韓国タイヤは2010年から、政府の研究課題を通じて非空気入りタイヤの技術開発を進めてきた。アイフレックスは2022年のCESで初公開され、同年の大韓民国防衛産業展では、現代ロテムの軍用多目的無人車両にも採用された。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News