韓国コスメ急成長の陰で模倣品論争、容器から広告まで類似
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【07月21日 KOREA WAVE】韓国の化粧品業界で、「コピーキャット」と呼ばれる模倣品を巡る論争が相次いでいる。製品の容器や色だけでなく、広告画像や起用モデルまで似せたとの疑惑も浮上し、Kビューティーの創造性や多様性が損なわれるとの懸念が出ている。
マスクパックで海外市場の注目を集める韓国ブランド「バイオダンス」を巡っては、アレンシアのソン・ユビン副代表が14日、バイオダンスの新しいアイクリームが自社製品「ブースターショット」を模倣したとの疑惑をSNSで提起した。
ソン副代表は、容器や色が似ているほか、広告モデルに同じ人物を起用し、広告のコンセプトも類似していると指摘した。一部の海外バイヤーからは、バイオダンスが同じ販売価格を設定しながら、より低い供給価格を提示したとの話も聞いたという。
問題となったアイクリームは現在、バイオダンスの公式通販サイトとホームページから削除されている。バイオダンス側は疑惑について見解を示していない。
バイオダンスを運営するビューティーセレクションの2025年の売上高は2481億ウォンで、前年比82.8%増加した。営業利益も268億ウォンから403億ウォンへ50.6%増えた。
一方、「餅せっけん」と呼ばれる洗顔料で知られるアレンシアは、2025年に650億ウォンの売上高を記録したとされる。中小ブランドの間でも模倣例が指摘されるほど、マーケティング競争が激化しているとの見方が出ている。
化粧品業界では以前から模倣品が問題となっている。COSRXは2025年8月、主力商品「スネイルムチン」の偽造品をアマゾンやテム、ウォルマートなどで販売したとして、複数の海外業者を提訴した。
過去には、著名インフルエンサーが協力会社の商品をまねた女性用洗浄剤を発売したとの論争や、大企業が中小企業の商品に似た製品を半額で販売し、裁判所から流通禁止を命じられた事例もあった。
化粧品は全成分の表示が法律で義務付けられているため、類似品を作ることは難しくない。新興ブランドが増える一方で製造会社は減少し、大企業への発注が集中する中、成分や技術力よりもマーケティングが主要な競争手段になっているという。
業界関係者は、SNSで商品が人気になると、1~2カ月後には似た製品が相次いで発売されると説明した。トレンドへの対応の速さはKビューティーの強みだが、他社製品を無分別にまねる動きが広がれば、業界全体の創造性や多様性を損なうと警告している。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News