2026年6月26日、ソウル市城東区のムシンサ・メガストア聖水前=ムシンサ提供 (c)news1
2026年6月26日、ソウル市城東区のムシンサ・メガストア聖水前=ムシンサ提供 (c)news1

【07月21日 KOREA WAVE】韓国のファッション通販大手ムシンサが、韓国と中国のファッションブランドを結ぶ流通プラットフォームとして存在感を高めている。韓国のデザイナーズブランドに中国市場への足掛かりを提供する一方、中国の有望ブランドには韓国市場へ進出する機会を設け、両国をつなぐ役割を果たしているとの評価が出ている。

業界によると、ムシンサは最近、ソウル・聖水洞と中国・上海で相次いで期間限定店を開き、ブランド展開を強化している。

代表例が、6月26日から7月9日までムシンサ・メガストア聖水で開かれた、中国のライフスタイルブランド「グッバイ」の韓国初の実店舗型限定店「グッディーズ・ワールド・ソウル」だ。

グッバイは、中国の俳優兼歌手バイ・ジンティン(白敬亭)が立ち上げたブランドで、ファッションとマスコットキャラクター、コンテンツを組み合わせた独自のブランド体験を打ち出し、中国の若者を中心に人気を集めている。「グッディーズ」はグッバイのセカンドラインで、韓国でも海外通販の需要が高い。

グッバイは上海や成都など中国各地の店舗で、地域名を入れた限定商品を販売している。今回の限定店でもソウル限定商品が発売され、購入を求めて開店前から行列ができた。

2週間の開催期間中、グッバイはムシンサ・メガストア聖水に入る全ブランドの中で取引額1位を記録した。人気商品上位10点のうち8点をグッバイの商品が占めた。

同期間の来店客数は10万人を超え、前月の同じ期間より10%増えた。店舗全体の取引額も20%伸び、外国人客の割合は63%に達した。

ムシンサが運営するセレクトショップ「ムシンサ・エンプティ」には、6月末時点でシュシュトン、ユハン・ワン、フェン・チェン・ワンなど、世界のファッション界で注目される中国のデザイナーズブランド37社が入店している。2026年だけで11ブランドが新たに加わった。

ムシンサは同時に、韓国ブランドの中国市場進出も加速させている。

韓国のレディースブランド「ロンロン」は3日から、ムシンサストア上海安福路店で中国初の実店舗型限定店を開いている。20日からは韓国のデザイナーズブランド「スカルプター」も同じ場所で展開する。

ムシンサは上海に整備した自社基盤を活用し、Kファッションブランドの現地での認知度を高め、中国の消費者との接点を広げている。

販売場所を提供するだけでなく、それぞれの市場特性に合わせたブランド戦略や空間体験も設計し、ファッション市場の裾野拡大に貢献しているとの評価だ。

業界関係者は「ムシンサはファッション分野の専門性と流通力を生かし、中国を代表するブランドの韓国進出も積極的に進めている。Kファッションだけでなく中国ブランドも扱う世界的なファッション流通拠点としての成長が期待される」と述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News