[KWレポート] 激化する“フォルダブル”大戦 (上)…折り目対策にチタン二重構造
このニュースをシェア
【07月21日 KOREA WAVE】韓国サムスン電子が、折り畳みスマートフォンの弱点とされてきた画面中央の折り目を大幅に改善した新製品を投入する。
サムスン電子は22日の「ギャラクシー・アンパック2026」で、「ギャラクシーZフォールド8」シリーズを公開する。海外の情報提供者が公開した映像では、上位機種とされる「Zフォールド8ウルトラ」を繰り返し開閉しても、ヒンジ部分の折り目がほとんど確認できない。動画表示にも目立ったゆがみはなく、同様の技術は標準モデルにも採用される。
同社はヒンジ構造とディスプレー設計を同時に改良し、折り目を抑える構造を開発した。新製品には、プラスチックフィルムの代わりにチタン合金フィルムを使い、その下にチタン製プレートを組み合わせた二重構造を初めて導入する。
有機ELパネル下部のチタン合金フィルムは、髪の毛の約3分の1の厚さながら、従来のポリマーフィルムより約20倍の剛性を持つ。さらに、ディスプレーを支えるチタン製プレートでは、折り曲げ部分の微細な穴を小さくする加工技術によって、柔軟性と耐久性を両立した。
ヒンジにも新技術が採用される見通しだ。業界では、ヒンジとディスプレーを一体的に調整し、折り畳み時にかかる力を分散させることが折り目改善の鍵になるとみている。
一方、価格上昇への懸念も強い。メモリー半導体やディスプレー、ヒンジなど主要部品の価格が上がり、市場調査会社カウンターポイントリサーチは、2026年の世界の折り畳みスマートフォン平均販売価格が前年比約18%上昇すると予測した。
市場では、ギャラクシーZフォールド8の価格が1999~2099ドル(約29万8000~31万3000円)になるとの見方が出ている。高容量モデルはさらに高くなる可能性がある。
9月にはアップル初の折り畳み型「iPhoneフォールド」が発売されるとの観測もある。価格は2300~2500ドル(約34万3000~37万3000円)と予想されている。
アップルの参入によりサムスン電子の市場占有率は低下する可能性があるものの、市場全体は前年比約1.2倍に拡大するとみられる。カウンターポイントリサーチは、2026年の世界シェアをサムスン電子31%、アップル28%、ファーウェイ23%と予測している。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News