[KWレポート] 激化する“フォルダブル”大戦 (下)…中国勢とアップルが追撃
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【07月21日 KOREA WAVE】世界の折り畳みスマートフォン市場が2026年、大きな転換点を迎える見通しだ。韓国サムスン電子が22日に次世代製品を公開する予定である一方、アップルも年内に初の折り畳み型iPhoneを発売する可能性が高まっている。
市場調査会社カウンターポイントリサーチによると、2026年の世界出荷台数は前年比20%増えると予想される。折り畳み型はスマートフォン市場全体の1.6%にとどまるが、プレミアム製品の拡大やアップル参入を機に成長が加速するとみられる。
アップルは発売初年度に世界シェア28%を獲得し、首位のサムスン電子を急速に追い上げるとの予測もある。既存のiPhone利用者だけでなく、ブック型製品を検討していた一部のアンドロイド利用者も取り込む可能性があるためだ。
市場の主戦場も、縦に折り畳むクラムシェル型から、開くと大画面になるブック型へ移る見通しだ。生成AIがさまざまな業務を担うAIエージェントへ進化し、大画面を使った同時作業や生産性への需要が高まっている。
サムスン電子は22日に英国ロンドンで開く「ギャラクシー・アンパック2026」で、「ギャラクシーZフォールド8」「Zフォールド8ウルトラ」「Zフリップ8」を公開する予定だ。従来のフォールド、フリップにワイド型を加え、初めて3製品体制を整える。
ワイド型のZフォールド8は、4対3比率の7.6インチ画面を搭載し、ウェブ閲覧や文書作業、電子書籍の利用をしやすくしたとされる。サムスン電子は製品群の多様化で市場主導権を守る考えだ。
中国勢も追撃を強めている。ファーウェイは、パスポートに近い画面比率を採用した「Pura X Max」に続き、秋には三つ折り型「Mate XT2」を発売する予定だ。オッポは画面の折り目を抑え、最大100万回の開閉に耐える技術を前面に出している。
シャオミは6000ミリアンペア時のバッテリーと2億画素カメラを備えた製品を準備し、オナーも7000ミリアンペア時級のバッテリーを搭載したワイド型を開発しているとされる。モトローラは北米の折り畳み型市場で約半分のシェアを占め、サムスン電子を上回っている。
アップルは製品数を増やすより、初号機の完成度を重視する戦略とみられる。ブック型を基盤に、iPadで蓄積した大画面向けソフトウエアやiOSの生態系を組み合わせ、プレミアム市場を狙う。
カウンターポイントリサーチのリズ・リー研究委員は「折り畳み型は市場全体に占める割合こそ小さいが、成長余地は大きい。アップル参入後はブック型中心に競争が再編され、特に北米市場で大きな変化が起きる」と予想した。
サムスン電子も中国勢への対抗を進めている。2025年には三つ折り型「ギャラクシーZトライフォールド」を公開し、2026年は初めてワイド型を製品群に加える。折り畳みスマートフォンを開拓した企業として、画面の活用性や耐久性を高め、技術面での優位を維持する方針だ。
業界関係者は、サムスン電子が依然として技術面で先行しているものの、中国メーカーとの格差は急速に縮まっているとして、実際の使いやすさや耐久性を巡る競争から目を離せないと指摘した。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News