北朝鮮の新型駆逐艦「崔賢」の就役式=労働新聞(c)news1
北朝鮮の新型駆逐艦「崔賢」の就役式=労働新聞(c)news1

【07月21日 KOREA WAVE】北朝鮮が咸鏡北道羅先市の羅津造船所で、施設拡張に着手したとみられる動きが確認された。キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が、今後5年間に1万トン級巡洋艦を含む5000トン級以上の艦艇を毎年2隻建造するよう指示した後、初めて確認されたインフラ拡充の動きで、軍艦の生産能力強化が本格化したとの分析が出ている。

米国の北朝鮮専門メディア「NKニュース」が衛星画像を分析した結果、羅津造船所内に工事要員向けとみられる宿泊施設が新設されたことが分かった。同メディアは、工事要員用の宿泊施設は、北朝鮮で大規模施設を新設する前に見られる典型的な兆候だと分析した。

羅津造船所では2025年、一部建物の屋根交換やドライドックの補修工事が進められたが、当時は宿泊施設が別途設けられていなかった。このため、今回の動きは単なる補修工事とは異なる可能性がある。

キム総書記は2026年6月、5000トン級駆逐艦の1番艦「崔賢」の就役式で、今後5年間に1万トン級巡洋艦を含む崔賢級以上の水上艦を毎年2隻ずつ建造するよう指示した。核ミサイルを搭載できるとされる5000トン級駆逐艦に続き、より大型の艦艇を継続的に建造する計画が具体化しているとみられる。

日本海岸に位置する羅津造船所は、北朝鮮が目指す外洋艦隊の整備で中心的な役割を担うとみられている。清津造船所と並ぶ東海岸の主要造船所で、清津造船所で建造された5000トン級駆逐艦「姜健」の補修にも使われている。

西海岸では、平壌近郊の南浦造船所が海軍の主要拠点になるとみられる。南浦は「崔賢」の母港で、施設拡張の動きも確認されている。

キム総書記は「崔賢」の就役式や朝鮮労働党中央軍事委員会拡大会議で、今後建造される大型艦艇が使用する近代的な海軍基地の建設も指示している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News