中国海警局が「木製の棒で殴打」 南シナ海で比軍兵士負傷
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【7月20日 AFP】フィリピン軍は20日、同国が拠点とする南シナ海の座礁船周辺で、近づいてきた中国海警局船の乗組員により、兵士が木製の棒で殴打され、負傷したことを明らかにした。この発表のわずか数時間前には、両国の外相が今週マニラで会談することが発表されたばかりだった。
フィリピン側の説明によると、8人が乗った中国の複合艇(RHIB)は、南沙(スプラトリー)諸島のアユンギン礁(セカンド・トーマス礁)に位置する座礁船「BRPシエラ・マドレ」の周囲を航行し、写真や動画を撮影していたという。
中国海警局のボートを追い払うためにフィリピン側がゴムボート2隻を向かわせたところ、中国側の船員が「激しく攻撃的に反発し、フィリピン兵の頭部を木製のバトンで殴打して負傷させ、海軍のゴムボートを破損させた」と声明は述べている。
フィリピン国防省は別の声明で、今回の衝突について、中国海警局による「挑発的かつ敵対的な行動の明確なパターン(常套手段)」に拍車をかけるものだと非難した。
両国をめぐっては、2024年6月にも同礁への補給ミッションをめぐり、ナイフや斧で武装した中国側がフィリピン兵を襲撃する激しい衝突が起きていた。また、フィリピンを猿の風刺画で描いた中国国営メディアの動画に対し、マニラ側が外交ルートを通じて抗議を申し立てた直後でもあり、南シナ海の領有権をめぐる非難の応酬が激化する中での新たな衝突となった。(c)AFP