【7月24日 CGTN Japanese】カナダでは山火事が多発する時期を迎える中、オンタリオ州北西部で猛威を振るう森林火災により、ここ数日で多くの地域で大気の質が急激に悪化しています。火災による煙は国境を越えて広がり、ニューヨークを含む米国の複数の都市でも大気の質に影響を及ぼし、健康に関する警告が発令される事態となっています。

カナダ・オンタリオ州のダグ・フォード州首相は7月18日、トランプ米大統領がカナダの山火事の煙が米国に影響を与えていると非難したことについて、米国はカナダを非難すべきではないと反論しました。

フォード州首相はこの日、「米国政府や一部の議員は、責任をわれわれに押しつけるような発言をしているが、彼らはあまりにも物忘れが激しい」と指摘するとともに、「昨年、われわれは消火のための航空機を派遣してカリフォルニア州を支援したし、復旧作業員をノースカロライナ州、サウスカロライナ州、ジョージア州にも送り、支援を行った。隣国同士とは本来こうあるべきで、一方的に脅したり非難したりするものではない。いつかはあなた方が助けを必要とする時が来る。その時もわれわれはためらうことなく隣人を支援する。それがわれわれのすべきことだ」と述べました。

米国のトランプ大統領は、「カナダの山火事は毎年のように発生し、米国に数十億ドルの損失をもたらしている」として、その関連コストを対カナダ関税に含めるべきだと主張しています。これに対し、フォード州首相は、「米国はむしろカナダ産ソフトウッド材への関税を撤廃し、カナダが森林を整備し木材供給を拡大できるようにすべきだ。そうすれば山火事のリスクを根本から減らすことができる」と応じました。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News