米国務長官「イランが海峡を交渉材料に」 他国に関与と負担共有を要求
このニュースをシェア
【7月20日 AFP】マルコ・ルビオ米国務長官は19日、中東での紛争においてイランがホルムズ海峡を交渉材料として利用しているとの認識を示し、世界の海上輸送を守るため、他国も圧力を強める必要があると訴えた。
東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相会議に出席するためフィリピンへ出発する前に記者団の質問に答えたルビオ氏は、「イランが、あるいは少なくともイランの一部勢力が、海峡を掌握し、それを世界に対する交渉材料として利用しようとしているのは明らかだ」と述べた。
さらに同氏は、「米国は世界の海上輸送を守るために必要な措置を今後も講じていくが、他国もその負担を分かち合うため、軍事装備や資金の提供など、関与を強め始めなければならない」と続けた。
エスカレートする紛争に対して外交的な打開策がまだ残されているかと問われたルビオ氏は、「われわれは常に外交には前向きだと考えている。ただし、それは現実的なものでなければならない。彼らが遵守する意思のある合意でなければならない」と答えた。
米国とイランの間の覚書は、ホルムズ海峡におけるイランの船舶攻撃の報道をきっかけに事実上破棄された。
ルビオ氏は「相手側が(合意の)条件に違反している状態で、覚書が有効に機能し続けることはあり得ない」とし、「私が言えるのは、米国は常に外交的解決に対して扉を開いたままであるということだ。われわれはこれまでイランに対して幾度も試みてきたし、これからも試み続ける」と語った。(c)AFP