砂漠化寸前の中国の村、年収2.5倍の観光地に激変…韓国・現代自動車が仕掛けた「農村復活」
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【07月20日 KOREA WAVE】中国・北京から約300キロ離れた内モンゴル自治区ウランチャブ市興和県で、韓国の現代自動車が進める環境再生事業が地域経済の活性化にもつながっている。
現代自動車は2008年から中国で社会貢献活動「現代グリーンゾーン」を展開し、内モンゴル地域の砂漠化防止や生態系の回復に取り組んできた。2021年に始まった第3期事業では、中国政府が推進する農村振興政策と連携し、草原の再生に加えて、宿泊施設を備えた「グリーンビレッジ」や公益林を整備した。
グリーンビレッジは、自然景観を生かした高級民宿15棟などで構成される。現代自動車は整備に1732万元(約4億1491万円)を投入し、地方政府の予算も加わったことで、過疎化が進んでいた村は2023年9月に観光地へ生まれ変わった。
施設の運営には住民も参加し、売り上げの20%を受け取る仕組みを採用している。運営会社によると、2025年8月の繁忙期には宿泊施設の稼働率が98%に達し、住民の年間労働収入は5万元以上に増えた。事業前の年間所得は約2万元だったという。
地域を訪れる観光客も、整備前の年間約30万人から2025年には80万人を超えた。地方政府は道路や遊歩道、公衆トイレなどの観光インフラを拡充し、企業系ホテルも新たに進出した。
人口流出にも変化が表れている。戸籍人口約1000人のうち、事業前には約200人まで減っていた常住人口が、現在は約500人に回復した。戻ってきた住民の多くは、地域で就職したり起業したりしているという。
中国農村発展基金会の関係者は、現代自動車について「地方政府の発展需要を的確に把握し、中国の農村振興政策への理解も深い」と評価した。
現代自動車中国法人のイ・ヒョクジュン総裁は「一時的な支援ではなく、長期的な生態系回復事業として推進し、地域社会とともに持続可能な未来をつくる」と述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News