【7月20日 AFP】米中央軍(CENTCOM)は19日夜、イランに対する9夜連続となる一連の空爆を開始したと発表した。一方、バーレーンでは空襲警報が鳴り響き、クウェートでは無人機攻撃への対応に追われた。

米中央軍のX(旧ツイッター)への投稿によると、新たな攻撃は「商船や民間の船員への攻撃に用いられる、イランの軍事能力を低下させること」を目的としているという。

クウェート軍は20日早朝、「イランによる敵対的な無人機攻撃に、防空部隊が対処している」と発表。クウェート軍はXで「爆発音は防空システムが敵対的な攻撃を迎撃した結果」と説明している。

一方で、イランの革命防衛隊(IRGC)は20日、シリアにある敵の司令部へ「奇襲攻撃」を仕掛けたと発表した。国営のイラン通信(IRNA)が報じた。

テレグラムに投稿されたIRNAの声明によると、IRGCは「イラン南東部の都市イランシャールで死亡した兵士たちの血の復讐として、シリアのタンフ地域にある敵の特殊作戦司令部へ奇襲攻撃を行った」と発表した。

これに先立ち、米中央軍は米兵3人が週末に死亡し、1人が行方不明となっていることを明らかにしていた。その内2人は17日にヨルダンで起きたイランの攻撃によって死亡し、もう1人はイラク北部での不発弾処理の作業中に死亡した。

イランに対する新たな攻撃についてドナルド・トランプ米大統領は20日、死亡した3人に言及しながら「今夜もイランに非常に激しい打撃を与えた」と述べた。

2月28日に米国とイスラエルがイランを攻撃したことをきっかけに始まった中東地域での紛争では、これまでに米軍兵士17人の死亡が確認されている。(c)AFP