韓国企業、AIとウエアラブルで猛暑対策…体感温度や心拍数をリアルタイム分析
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【07月19日 KOREA WAVE】韓国各地で連日、猛暑特報が発表される中、産業界の暑さ対策が進化している。飲料水や冷却用品の支給、休憩時間の延長に加え、人工知能(AI)やウエアラブル端末、モノのインターネット(IoT)を活用した健康管理システムの導入が広がっている。
猛暑に伴い、熱疲労や熱中症の患者が急増している。特に半導体工場の建設現場や製鉄所、造船所などでは、暑さが安全だけでなく生産性にも直結するため、企業は先端技術と現場対策を組み合わせている。
サムスン電子は韓国雇用労働省と協力し、「熱ストレス管理システム」を高度化した。現場の温度や湿度に、作業員の心拍数や活動量を組み合わせ、個人ごとの熱中症リスクを分析する。現在、平沢キャンパスの新設半導体ライン建設現場で、一部の作業員を対象にギャラクシーウォッチを使った試験運用を進めている。
ポスコ光陽製鉄所は、飲料水やアイスボックス、休憩用テントなどの申請から承認、配送案内までを自動化するAIシステムを開発した。部署別の需要を分析し、申請漏れや供給ミスを減らしている。
HD現代重工業は、体感温度が33度以上になると午前と午後の休憩を10分から20分に延長する。7~9月は昼休みも最大30分延ばし、現場や船上、移動式バスなど約270カ所の休憩施設を運営する。
ハンファオーシャンは労使共同の熱中症予防対策チームを設置し、7月末から8月末まで体感温度にかかわらず追加休憩時間を設ける。ミスト噴霧設備や冷房バス、仮設休憩所も運用する。
サムスン重工業は体感温度が35度以上になると屋外作業を最小限に抑え、38度以上では作業中止を検討する。造船所の地表温度を下げるため、8トンの散水車で1日5回、計40トンの水をまいている。
半導体業界では、サムスン電子が事業所の屋外勤務者に飲料水やイオン飲料、冷却用品を支給し、気温に応じて休憩時間を調整している。SKハイニックスは6月初めから9月末までを特別管理期間とし、体感温度に応じた休憩や作業中止基準を適用する。
建設業界でもスマート安全管理が拡大している。現代建設は休憩施設の利用を認証した作業員に奨励金を支給し、サムスン物産とロッテ建設はIoTを使った体感温度のリアルタイム監視システムを導入した。
業界関係者は、猛暑が日常化する中、業種や作業環境に合わせた安全管理の重要性が高まっているとし、AIやウエアラブル、IoTを活用した予測型の安全管理がさらに広がるとの見方を示した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News