ネイバーのメタバースプラットフォーム「ゼペット」(c)news1
ネイバーのメタバースプラットフォーム「ゼペット」(c)news1

【07月19日 KOREA WAVE】メタバースプラットフォーム「ゼペット(ZEPETO)」を運営する韓国のネイバーゼットが、役員・従業員に年俸の据え置きを通知した。メタバース市場の低迷で業績不振が続く中、コスト削減に乗り出した形だ。

韓国の情報技術(IT)業界によると、ネイバーゼットは最近、役員・従業員に年俸を凍結すると通知した。

新型コロナウイルスの流行期に急成長したメタバース市場は、感染収束後の利用者減少や収益モデルの限界により、成長が鈍化している。最近ではプラットフォーム企業が人工知能(AI)を中核的な成長分野に据えるようになり、メタバース事業への投資の優先順位も下がっているとの分析が出ている。

業界では事業を縮小する動きが続く。カカオ系列のメタバースプラットフォーム「カラーバース」は2023年にサービスを終了し、その後、破産手続きに入った。ネットマーブルも2025年、メタバース子会社「メタバースワールド」を解散した。

米IT大手メタも、メタバース関連組織を縮小し、人員削減を進めてきた。

ネイバーゼットも赤字が続いている。2025年の売上高は549億ウォン(約60億3900万円)だった一方、営業損失は457億ウォン(約50億2700万円)、純損失は772億ウォン(約84億9200万円)を記録した。

現在は2772億ウォン(約304億9200万円)の債務超過状態にあり、運転資金を確保するため、ネイバーから400億ウォン(約44億円)を借り入れた。

ネイバーゼットの関係者は「年俸の据え置きは長い時間をかけて検討した末に下した決定だ。労働組合と意思疎通を図りながら解決に努める」と話した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News