韓国、年内にセキュリティー特化AI開発へ…李在明大統領が「ミュトスショック」に懸念
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【07月19日 KOREA WAVE】韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領が、人工知能(AI)が既存のセキュリティーの枠組みを揺るがしかねない「ミュトスショック」に言及した。AIによるセキュリティー上の脅威が高まり、AIが国家の戦略資産となるなか、対応が必要だとの趣旨だ。これに対し、ペ・ギョンフン(裵慶勲)副首相兼科学技術情報通信相は「年内にセキュリティー特化型AIモデルの開発を進めている」と明らかにした。
イ・ジェミョン大統領は16日、青瓦台迎賓館で開かれた科学技術情報通信省、宇宙航空庁、個人情報保護委員会、放送メディア通信委員会の業務報告で、ミュトスのハッキング能力と輸出規制問題に言及した。
ミュトスは、米AI企業アンソロピックが2026年4月に公開した最上位AIモデルだ。サイバーセキュリティーに特化した訓練を受けていなくても、自律的なコーディング能力や推論能力を基に、高いセキュリティー能力を発揮することが特徴とされる。
複雑なソフトウエアの設計構造を人間の専門家と同程度に推論し、脆弱性を発見したうえで侵入経路まで設計できる。米政府はその後、ミュトスの輸出を規制したが、現在は制限付きで解除している。
イ・ジェミョン大統領は「ミュトスへのアクセスは遮断されるものと考え、備えなければならない」と指摘。「他人がわが家の門を守っていたとしても、機嫌を損ねれば突然門を開け、勝手に立ち去る可能性がある」と述べた。
ペ・ギョンフン副首相は「ミュトスは脆弱性を非常に簡単に発見して攻撃できる一方、防御の面でもわれわれは備える必要がある。韓国も独自のAI基盤モデルを開発しているが、現在の水準では対応が難しい」との認識を示した。
政府は二つの対応策を準備している。まず、韓国独自のAIモデルにセキュリティー関連データを追加で学習させ、セキュリティー特化型モデルを2026年内に開発する方針だ。
さらにペ・ギョンフン副首相は「根本的な対応に向け、ミュトスのような高度なフロンティアモデルの開発も検討する必要がある」と述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News